引越しを前に、荷物の選別をやっているのだが
今現在死蔵品になってしまっているダイニングチェアが、引越し先で使えそうだと気付いた。

が、放置していたせいで 背もたれの上部に埃やら換気ダクトから入ってきたらしいススらしき黒いものが積もっていて、下手に自分で手を出すと取り返しがつかなくなりそうになっていた
カトリーヌ・メミに憧れて買ったものではあったが、座り心地で勝った北欧ヴィンテージイージチェアに合わせた高さのテーブル生活になってしまい、座面の高いこの椅子はお蔵入りして忘れてしまっていたのだ。

Webで調べてもなかなか思うような対処法が見つからず、ふと思いついて購入店http://www.cassina-ixc.jp/ にメールで問い合わせてみた。

修理・メンテナンスの問い合わせ先と必要事項があった。
     
「※お問い合わせいただく際に、ご購入時のお名前、ご住所、商品名、ご購入場所、ご購入時期を      ご用意(メールの場合は記載)の上お問い合わせいただけますようお願い申し上げます。 」

素直に全部メールに記入するも商品名と購入時期は曖昧。
購入したのは2002年ごろだったかな?

すると半日後に、メールでのきちんとした回答が。

nanako様

いつも弊社商品をご愛顧頂きまして、誠にありがとうございます。



お問合せの商品は、nanako様のご購入履歴より

カトリーヌ・メミ デザインの

商品名:STUDIO (ストゥディオ)チェア

仕様:脚部ビーチ材ブラウン色/張地:OX#1 ホワイト色(素材:コットン)

となります。



こちらの張地の汚れにつきましては、

1.ご自身でクリーニングする方法

2.クリーニング業者へ依頼する方法

3.張替

の対応が可能かと存じます。


・・・ここから具体的な説明と添付された説明書やお手入れのWebページ。

クリーニング方法もそのキットや購入先色々とか、信頼できるクリーニング業者の紹介や利用時の注意点、張替の費用とそのヴァリエーションなど。

10年近く前に、5万円程度の椅子(カッシーナでは本当に小額商品)を買ったきりなのに

まだ購入履歴が残っていて、しかもすでに廃番になっている該当布地の代替品まで詳細に説明があり

感動した。椅子そのものだって現在同社のWebショップでは扱っていない商品にも拘わらずだ。

ま、高級家具を買う方々を相手に商売をしているから当然なのかもしれないが

庶民nanakoはこの顧客サービス体制に感動してしまったのだ

そして、やはり定価であっても信頼できるお店で買い物をするということは

使い捨てするモノでない限り、それなりの価値があるということを今更ながら実感したのである。

引っ越しを機に色々と知ることが多くて好奇心も満たされるが、モノを取捨選別すると言うのは本当に色々消耗するものだと改めて思い知る今日この頃。

モノをうちに迎え入れるときは、その最後までちゃんとシミュレーションしなくては・・・と、肝に銘じました~。