正直言って、殆ど興味は無かったのだが「ハゲタカ」の芝野先輩(柴田恭兵)も出るし、豪華出演陣も気になって初回だけ録画して放置してあった。
が、昨日引っ越しの準備をしながら消去する前に一応見てみた。
なんか、戦後の表現がすごく表面的で子供を汚っぽくしたり衣装や小道具やセットでステレオタイプ(って、その時代を知らない私が言うのもなんですが・・・)な表現。
あの時代を描いたドラマや映画はたくさんあるけれど、どうして「南極大陸」のって違和感を感じるのだろう?
思うに・・・一応手間暇お金をかけて、環境を整えているのに主人公が現代人そのまんまだからなのではないだろうか。。。
チラ見しかしていなかったが、NHK朝ドラの「おひさま」で戦地から帰還した高良健吾くんなんて、ちゃぶ台を前にお茶碗を持っているだけで、本当にその時代の厳しい経験をしてきた人が日常の幸せを噛みしめているのが瞬時に伝わってきた。
あんな空気感が残念ながら私の感受性では感じられなかったのだ。
だから、みんなが力めば力むほど「どうにかしてくれ~え~」と私の心が叫ぶ(笑)
で、今日の第5話も途中からピグライフの畑仕事をやりながらチラチラ見ていたのだが、南極のテントの中のシーンなんて、あのキムタク節で「ブア~カッ」(←バカと言ってるだけ)とかやられちゃうと、もう時代設定やなんやかんやは無かったの如くのシーンになってしまっていた。凄い破壊力だ。(笑)
キムタクって、どこまでもキムタクであることをこうやってずっとやっていくんだな~と、ヘンなところに感心してしまった。
あと、堺雅人さんがブリザードのなかで無理矢理しかめっ面をしているせいか異様にブサイクだった。(笑)
あ、こんなのドラマの感想でもなんでもないけど・・・。
寺島進さんはなんだかよくわからないけど、チラっと出てきただけでもとても魅力的だったな~。
緒方直人さんは、力みすぎていてなんか疲れる。。。演出のせい???
ってことで、第2話以降録画していなかったことを全く後悔せずに済んで、よかった。(←なんのことやら)
それに引き換え、NHK朝ドラの「カーネーション」は、1週間のダイジェスト版みたいなのをやはり途中から見たのだが、これも先週の土曜日初めて見てなんかいいぞ・・・と思ったものの録画もせずじまいだった。
が、今日見たところは黒谷友香演じるダンスホールの踊り子のイヴニングドレスを仕立てるというのがメインだったようなのだが、その中の一シーンが、まるで「ハゲタカ」だった。(←気のせいだと思われてもいいのである)
そのシーンの音楽もなんかよかったし(←ま、佐藤直紀さんだからね・・・)、その後のシーンなんてスーツ男がアップになって渋い顔してて画面が青くってまるで「ハゲタカ」(笑)
どうも仲が悪かったらしい黒谷友香のドレス作りを本気でやりたいと、尾野真千子が決意してそれを黒谷が受け入れるシーン。
お互いの覚悟がひしひしと伝わり、感動するほどだった。
踊り子とそのドレスを仕立てると言うだけの状況にもかかわらずだ。
だから、やっぱりドラマの力って大げさに予算をかけて力むことだけでは伝わらないんだな~ってことを思わされたわけである。
あ~、向井くんが今日のブログで「大河ドラマ見て」って言ってたのに、全然見てないよぉ・・・。
でもね・・・ドラマである以上作品に魅力がないと辛いのよね。。。
ってことで、カーネーションは録画しようと思っているnanakoである。