「新大阪駅で食事をするなら?」という私の質問に大阪出身の知人が教えてくれたのが、新幹線の改札内側のフードコートにある「大阪・十三 ねぎ焼 やまもと」というお店。
十三(じゅうそう)の本店はいつも行列だそうだ。
行列がお店の味の絶対的価値かというと、必ずしもそうでもないと個人的には思っているのだが、知人は私の食に対するこだわり(簡単に言うと、食い意地)を知っているので、私よりももっとウルサイ母と共に立ち寄ることに。(笑)
「大阪のれんめぐり」 は、出来てから間もないのか大阪の芸人さんとか宮根さんなんかからの胡蝶蘭がたくさん飾ってあった。
「やまもと」他、全部で5店舗ありどれもとても魅力的だ。
「ねぎ焼やまもと」のカウンターが空いていたので、そこに座ってねぎ焼と焼きそばをオーダー。
と言っても、みんなレジに並んで支払いを済ませてフードコートで食べるかカウンターかを申告して、出来たら呼んでもらって引き取る仕組み。因みに、カウンターだと鉄板にヘラで供されるが、フードコートだとプラスチック皿になる。
生まれて初めていただいたねぎ焼。お好み焼きのねぎたっぷりヴァージョンかと思っていたが、どちらかと言うとしっかり目の明石焼き大量ネギ入りって感じのふわふわ系食感。
牛筋肉と恐らく一緒に煮込まれたサイコロ状のたっぷりのこんにゃくもとてもいい感じでセンスのいい組み合わせだと感心しきり。焼き上がったら、フレッシュレモンを絞って供されるのだが、これもとてもさりげないけどいい感じのアクセントになっていて素晴らしい。
とっても気に入ってしまった。
特に評判も聞いていなかったし、調理している鉄板でどんどん焼かれている10枚以上のねぎ焼の傍で、1人前だけ調理されている様子を見ただけだったのだが、ものすごく美味しそうだったので思わずオーダー。
普段、ソース焼きそばは滅多にいただかないのだが、予感的中ですごく美味しかった。
麺が太めでもっちりしていて、ソースもジューシーに絡んでいて、私が苦手なソース焼きそば独特のパサパサ感だったり、逆にソースまみれだったりもしなくてとにかく美味しい。
個人的に体験したソース焼きそば史上No.1だ。もっとも、サンプル数が少ないのであてにしないでくださいませ(笑)
この「のれんめぐり」の案内は、日本語・英語・中国語だったのだが、このお店の英語の説明が"Scallions pancake Yamamoto"となっていた。
”ねぎパンケーキ”
なかなか魅力的な響きだ。
現に、金満中国人カップルもねぎ焼を食べていた。ブランドづくしで、かなり太っていたのだが、美味しそうに食べていたわけでもなかったので、パンケーキ的なものを期待していたのか?とか思ってみたり、こんな感じの食感や調理法は理解できないのか?とか色々勝手に想像してみたり。(←大きなお世話だ)
ねぎ焼がこんなに気に入ったパンケーキ愛好家の私からすると、特に文句も無い英訳ではあるのだが・・・。(笑)