向井くんがご出演だというのに、録画しっ放しで全く見る気になれないNHK大河ドラマ「江」。
また明日の日曜日になれば録画が増えて行くので重い腰を上げて視聴中(笑)
あのまったりとしたタイトル音楽が流れているだけでもどんより(笑)
石田三成(萩原正人)VS徳川家康(北大路欣也)とか、秀忠の乳母(加賀まり子)VSノダメヒメ(上野樹里)とかほんとーにどーでもいい。
向井くん秀忠(向井理)の向井くんスマイルが素敵だったのでま、いいか。
それにしても今日ものんびりとイラスト本を眺めている秀忠。
何か薬草の本みたいだけど、薬草園でも作るために勉強してるのかしら(笑)
たらたらと本当にツマラナイ話が続いていたと思ったら、ウバマリコがやってきた。このヒトが登場するたびにシャリン♪と音がしておどろおどろしい音楽になるのって何とかならないかしら。。。
で、ウバマリコに男子を産むためだと命令されたノダメヒメが畳に撒かれた豆を四つん這いになって拾い集めて、終わったら「う゛~全部拾ったぞぉ!」と、片手を畳についたまま残った手でガッツポーズをする。
信じられない。
しかし、それをまた畳にぶちまけられて、「私はぁ、鳥では無いぞぉ」とうめきつつ叫びながら四つん這いで拾い始めるノダメヒメ。あほらし~。
一体これって何のつもりのエピソード?
いびられているってことにして、ノダメヒメに同情票を集めるため?だとしたら見当違いだけど。(笑)
そこまで見当違いな努力をしたにもかかわらずまたしても姫をご出産。
でも、豆拾いもウバマリコの厭味も本当にどうでもいい脚本である。。。
ダンナが何にも責めたりしないんだからいいじゃないの。ねぇ。
で、間に石田三成VS諸大名、そして徳川家康の確執が狭いお部屋などで繰り広げられているけれど、全く説得力も無ければ面白くも無い。
なんだか、最近やたらと謀略家っぽくなった家康を描くためだけみたいな展開。
それはそれで戦国時代のドラマなんだから必要だけど、もっと描き方があるんじゃないだろうか?
状況から考えても、「ハゲタカ」での鷲津と劉君の攻防くらいの面白い素材なのに全く活かせてないし、むしろ敢えてつまらなくしているかのような筋書きにびつくりだ。
女性であるが故に参政できないとか、男の子の出産を義務だとされる理不尽さを描きたいのだろうけれどはっきり言って全く逆効果だ。
その理不尽さは十分理解できる私でも、この脚本とか演技では全く共感できない。むしろ、こんなアホなこと言ったりやったりしてたら、余計に不利になるだろう。
アホなんだからせめて政治や戦に役に立つ男の子を生むくらいのことはやってくれとか思われるよなぁ。
それにしても、向井君も相変わらずちょんまげ合ってないし、「龍馬伝」のように人物デザインを柘植伊佐夫さんがきっちりやってくれたらもう少しマシになるんじゃないかとつい思ってしまう。
だって、柘植さんが再び人物デザインする来年の大河の主人公、平清盛(松山ケンイチ)が発表になったのを見たらかっこいいんだもん。
ちょっと黒過ぎたし「汚し」が入りすぎの感も否めなかったけど、あのビジュアルだけでもドラマへの期待感が上がる。
でも、今年のぺら~っとした明度・彩度の高い奥行きのない画面を歓迎している方々にとっては「龍馬伝」の悪夢再びって感じかもね~~。(笑)