こんな感想書くだけでも我ながら思うところあるのですが、これを書いてからのんびりお風呂に入っていたらどうにもこうに腹が立ってきて。(笑)なんか、「篤姫」のことを思い出しちゃったんですよね・・・何故か。。。
ちょこっと追記しちゃいます。
う~ん・・・まず、タイトルが・・・「愛しき人よ」って演歌かいっ!
タイトルロール前から、秀忠向井君全開なのはいいんだけど、カッコよくないし例の「これは勝負です」とわけのわからないことを言うときのあの意地悪な顔。ノダメヒメ(上野樹里)じゃなくても愛せないかも。。。
そう言えば、上野さん、やっとノダメ要素が減ってきたけどだからと言って戦国の凄い血筋のお姫様といった風格も落ち着きも何も表現できていない。不平不満の眉間のしわと相変わらずのガサツさしかなくって、一体どっちの方向に行きたいのかしら???
向井くんもさぁ・・・寝そべっているカンガルーそっくりの格好で植物図鑑みたいなものを見てる。。。
ダメっぷりのワンパターン表現。「篤姫」のときの家定(堺雅人)のときってもう少しバリエーションあったような・・・。
秀忠とノダメヒメの会話もなんだかヘン。
時代劇相応の形式も踏まえていないし、現代モノとしてもな~んにも面白くないし。
家康(北大路欣也)に、次は子供だと言われシャーシャーと「励んでおります」と答える秀忠。
このセリフもなんだか下品だけど、すかさず飲み物を噴き出す大昔のコントのような反応のノダメヒメ。
脚本は毎週2回も書き直しがあるとか、タブチ先生は文句言ってたけど、こういうところを書きなおさせないのってもうNHKも同罪。演出も罪は深い。(笑)
北大路さんも、プロとして望まれたことはやり遂げるんでしょうけど大変だな~。
向井くんと違って経験豊富でいらっしゃるからさぞお辛いことでしょう・・・。(←大きなお世話です)
ここからやたらと子作りの話で引っ張る今回のストーリー。
寝床で男の子を望まれたことについて自分は道具ではないとか訳の分からないことを言ってみたり・・・。
徳川家に嫁いだのに何言ってるの???
仮にそう思っていても生まれて見なければわからないんだから「頑張ります」とか言うのが6歳も年上の女房でしょうが・・・。と、子供を産んで当たり前というおせっかいな人達に対して昔から反感がある私でも思う。(笑)
毎朝寝坊って・・・ノダメヒメのお付きの者っていったい何やってるの???
そして秀勝(AKIRA)の遺品と豊臣に残してきた娘の風車とかを超未練がましく眺めたり・・・。
何もかもわけがわからない。
そして、あいも変わらずヒステリックなどこにでも現れる次女(水川あさみ)がやってきて「子供をたくさん作って一人くれ」とか訳のわからないことを言う。
ダンナの側室が男の子を産んだから怒って離縁を申し出て徳川家まで来たらしい。
クレイジーだ。この脚本。
更に、そんな二人が秀勝の形見なんかを挟んで座っていたら、秀忠が戻ってきて慌てて木箱の蓋を閉めるのにわざわざ指を挟んで痛がってみたり、なんなんだ?この演出。もう、悲しくなってくる。
でも・・・このヒステリックお初の前では、ちゃんと武士っぽい言葉遣いで振る舞いもきちんとしている秀忠。
いつもこうならいいのにね~。っていうか、向井くんったらやればできるんじゃん。(笑)
今、録画を見ながら書いているんですけどぉ・・・何の中味もないままもう半分以上時間が経ってる・・・。
ノダメヒメの持ってきた秀勝の形見を見ようとした秀忠って不自然。。。
今度は、死にそうな秀吉(岸谷吾朗)のシーンでも結局「江に会いたい」とか話題の中心はノダメヒメ。
不自然すぎるぅ~~~。
そして、季節がめぐっても相変わらず寝そべりカンガルーなちょんまげふぐの向井くん。
殆ど口をきくことがないまま1年過ぎたそうです。
でも、相変わらず寝床は一緒。かわいそ~。
ってゆ~か、寝床でしか夫婦仲を表現できないんかい?え?(←一体どこのコトバ・・・)
「前の夫を想うておるおなごを妻と思えるか」とか言ってる秀忠さん。
人間味あるなぁ。(笑)←もちろん、厭味ですよ。要らないし、ここ。
それをやきもちだと草刈正雄に言われちゃってるし。
ドラマとカンケーないけど、向井くんのまつ毛ってとってもふさふさしてるのねん♪
(だって、私はこのど~でもいいドラマを見るのは向井くん鑑賞のためですからいいのです。)
またしても寝床シーンで、今度は離縁を申し出るノダメヒメ。どこまでも自由です。(笑)
どうやら、一言も徳川サイドにも相談無く決めたようです。
家康におだてられて決心したのにね。。。
その話は明日に・・・とまたしても先に寝てしまう向井くん。
と思っていたら、火事です!←取って付けたような、いや、取って付けたこの展開。ほんと、無理矢理です。
一旦逃げたのに、何故か止める者も無く、秀勝の形見まで炎の中辿り着きそこで力尽きるノダメヒメ。
なぜか、こんな時に一番命を守られるはずの秀忠さまが一人でノダメヒメを助けに来てくれて、抱きかかえてみんなの避難しているところまで戻る。
この辺からですよ・・・ここからを秀忠の本当のカッコよさを知らしめる山場にしたかったのはよくわかります。
確かに向井くんはかっこよかった。
でも、シチュエーションが無理矢理すぎるし。
「篤姫」は全部ではないけれども途中からかなり見ていた。それは、篤姫の夫家定が、アホっぽかったのに池に架かる橋で落ちそうになった篤姫を支えて「危ないではないか」と言ったあのシーンでやられたからだ。(笑)
たぶん、今回の秀忠ってこのシーン的な感じを狙っていたのんだろうけど、同じ脚本家なのにまるで違う。
篤姫のときの家定は、ほんの一瞬だったが、ガラっと家定のイメージを変えた。
でも、秀忠の場合はなんだろ・・・出来レースすぎるしくどいし、乙女妄想入りまくりだし白けてしまった。
いいな~向井くんにお姫様だっこされて!
とか、向井くんファンに思わせるためだけの脚本。いい加減にせいっ!
と怒りつつも、もう、これは向井くんのコスプレプロモーションビデオだからいいのぉ。(←ヤケクソ)
そう思ってい見ていたら、チラ見して置き去りにした秀勝の形見を取りに戻る向井くん。(←だからもう秀忠として見てないから)
え~~~~無いでしょう???この安い展開!
あんなに燃え盛っているのに、手紙も刀もきれいに残っている。
ま、そうじゃないとドラマにはならないけど・・・。
咳込みながらも無事秀勝の形見を取って戻ってくれた秀忠。
それをみんなが歓声で迎えるのはいいんだけど、主を一番危険な目にあわせて雁首揃えて待っていた家臣たちって一体何なんでしょう。
火事がおさまっても、まだ寝床で「おなごだから軽んじられた」だの「意地を張っていた自分を放っておいたあなたも悪い」とか愚図愚図言っているノダメヒメ。疲れるわ~。
そして、「夫婦にしてください」と頭を下げるノダメヒメ。
ええええ!数時間前に一方的に離縁してくれと言って、秀吉の指図と言う事にしてもらうよう使いに文を持たせたとか言ってたのに・・・。本当に自由だ。
向井君もさぁ・・・「では、私の勝ちですね」とか減らず口きいてるし。
すかさずそれに反論するめんどくさいノダメヒメ。
でも、いきなり向井くんがガシっと抱きしめて「夫婦になりましょう」とか言っちゃって。
うらやましいぞぁ~ノダメヒメ。(←もう、ドラマとしては見ていない)
とは言え、向井くんを見てるつもりでもやっぱり最低限のツッコミは入れちゃうんだよな~。
と、最低限のツッコミで終わったはずだったが、ふつふつとわいてくるものは仕方がない。(笑)
どうして大河ドラマのことなんてどうでもよかった私が「篤姫」を見ていられたのか?
それは、家定が魅力的だったのもあるし、何と言っても小松帯刀の瑛太が本当に素敵だったから。
松阪慶子さんもあの役はとっても良かったし、島津公の高橋英樹さんもとても素敵だった。
そう、魅力的な登場人物が多かったのだ。
今の段階でそんな人物は一人もいない。
そして、一番の原因はヒロインの在り方だ。
ノダメヒメは、いつも不平不満ばかりで真の意味で自分で何かを切り開こうと言う意志がない。
言っていることも全く心に響かない。単なる恵まれたヒトのわがままにしか聞こえない。
今回だって、結局火事の中色々助けてくれてお姫様気分になれたし大切にされた感じがするからああなった、という他力本願的な感情の流れ。
でも、篤姫は自分と言うものがあった。
やはり原作の力って大きいのね~、とつくづく思ったのであった。