これは、「龍馬伝」を観る前から思っていたのだがどうも「JIN -仁-」は、セットや小道具類がおもちゃっぽくて気になる。ま、NHKさまの大河ドラマと比べちゃいかん!と思ったが、今やっているお姫様大河(第6回で脱落)がアレなんだから民放の時代劇(だよね?)がここまでやっているのだから文句言っちゃいけないよね?(←誰に聞いてんだか・・・)
あと、「JIN -仁-」で気になるのが演出っていうかカメラワーク。何かに耐えるときに「両手を揃えて着物をグっと握る」アップ、とか血が出てくるシーンがやたら鮮明でしつこいとか・・・。あと、中途半端なゆらゆらカメラワークアップが結構あったんだけど、ビフォー「龍馬伝」からそうだったっけ?
でも、脚気の特効薬を作るシーンはすっごく美味しそうで素敵なカメラワークだった。(←単なる食いしん坊の感想)
玄米、黒糖、ゴマ油、小麦粉、卵、豆乳で作った道名津(ドーナツ)。恐らく蒸してある玄米をすり鉢でしっかり潰しながら練って、黒糖、卵、豆乳を加えて、多分水で溶いた小麦粉にくぐらせてゴマ油で揚げてるんだから、どう考えてももっちもっちのはず。美味しそう♪
それから気になったのが、やたらめったら「神の御意志」が出てくるところ。前作もそうだったかしら?
あ、音楽もなんだか「ハゲタカ」で鷲津がしんみりするピアノ曲によ~く似た曲が使われていてちっくと・・・。
文句はこれくらいで、あとは褒めるところばっかり。
まず、橘咲の綾瀬はるかちゃんがとにかく可愛い。強くて健気でまっすぐ。なんで仁は惚れないんだよぉ!と思うくらいだ。あと、地味だけどその兄恭太郎(小出恵介)もさりげなくいい感じ。
勝先生は、やっぱり小日向文世さんが圧倒的に好みだ。テツヤはやっぱり無理。(龍馬伝 第16回 喝!じゃない・・・勝テツヤ
)
でも、この勝先生もYO!って言ってたのでちょっと笑えた。
それにしても、「龍馬伝」を1年見続けても腑に落ちなかったあの攘夷の描き方に比べて、「JIN -仁-」はたったの2時間で、長州、薩摩、攘夷や佐久間象山のことなどを分かりやすく説明してくれてなんだかそれも笑えた。
何と言っても、「龍馬伝」では、「脱藩」と書いたその字の下手なやたらと熱い人だった久坂玄瑞 の人物描写が「仁」の方が興味深く納得できるものだった。やっぱり松陰先生の弟子なんだから熱いだけじゃねぇ。ど~いてFさんは、あんな描き方したのだろう?と未だに思ってしまうしつこいワタクシ。
で、自分が治療することで歴史を変えてしまうのでは?とおののく仁に「救え!」と言い残して壮絶な最期を迎えた佐久間象山(市村正親)が凄かった!
市村さんは、あの「江」ではあの脚本の明智光秀をさせられてあの役者力をもってしても、大変お気の毒だったが、佐久間象山、凄かったです!さすがです。「江」は役者の使い方がもったいない。。。
あ~向井くんが心配だぁ。。。(←関係ないけど、6月から登場らしいからそろそろ心配 笑)
そう言えば、このブログにコメントを下さる某諜報員さん(笑)の情報によると「龍馬伝」の某ディレクターの次回作は、吉田松陰先生の師匠が主人公らしいとのことだったがきっと佐久間象山なんだ!とか、「仁」を見ながら思う相変わらずお角違いのワタクシ。
これって、「JIN -仁-」の感想って言えるのかな???