「JIN -仁-」見ましたが・・・ で、感想を書きかけて消えてしまったので挫折していたが、やっぱり覚えていることだけでも書いておこ~っと。ってことで、TBS開局60周年記念 日曜劇場「JIN -仁-」の第1話の感想を。といいつつも、いつもの如く勝手なことを書きなぐっているのであしからず。

それにしても、今季のタイトルも前作も同じなんだけど、「BOSS 2ndシーズン」とかみたいに区別しないと色々ややこしくないのだろうか?(←大きなお世話)

2010年1月に始まった「龍馬伝」は、「JIN -仁-」の内野龍馬を見続けて妙に納得していた後に見ただけに福山龍馬に釈然としなかった。(龍馬伝 第1回 やっぱり書いちゃう・・・
とはいえ、1年間まじめ(え?笑)に毎回欠かさず見て感想(半分文句)を書き続けた「龍馬伝」が終わると福山龍馬も恋しかったりもした。(笑)

鷲津のお誕生日会の時 に、なぜか「龍馬伝」の第1回を約1年ぶりに見たのだが、その時に「福山雅治も意外とこのころからちゃんとお芝居してたんだ~」とかひどい感想を言ってたりもした。で、自分の中では内野龍馬を見た直後だったりしたり、色々あって福山龍馬に対して不当な評価をしていたんじゃないかと反省していた。

が、しかしである。
1年ぶりにお目にかかった内野龍馬は圧倒的に説得力があった。すごいなぁ。それに、みなさんきれいなのに内野龍馬だけ”汚し”が入っているのかと思うほどリアル(笑)
内野聖陽さんが「龍馬伝」で龍馬やっても良かったような気もするけんど、ま、色々その辺は無理だったでしょうね。(笑)
それに、内野龍馬と弥太郎(香川照之)が並んだら濃すぎて・・・っていうか、内野龍馬だったら弥太郎もあそこまで汚さなかったかもね。
などと、「JIN」を見てるくせに、頭の中は半分「龍馬伝」。困ったものです。

これは、「龍馬伝」を観る前から思っていたのだがどうも「JIN -仁-」は、セットや小道具類がおもちゃっぽくて気になる。ま、NHKさまの大河ドラマと比べちゃいかん!と思ったが、今やっているお姫様大河(第6回で脱落)がアレなんだから民放の時代劇(だよね?)がここまでやっているのだから文句言っちゃいけないよね?(←誰に聞いてんだか・・・)


あと、「JIN -仁-」で気になるのが演出っていうかカメラワーク。何かに耐えるときに「両手を揃えて着物をグっと握る」アップ、とか血が出てくるシーンがやたら鮮明でしつこいとか・・・。あと、中途半端なゆらゆらカメラワークアップが結構あったんだけど、ビフォー「龍馬伝」からそうだったっけ?


でも、脚気の特効薬を作るシーンはすっごく美味しそうで素敵なカメラワークだった。(←単なる食いしん坊の感想)

玄米、黒糖、ゴマ油、小麦粉、卵、豆乳で作った道名津(ドーナツ)。恐らく蒸してある玄米をすり鉢でしっかり潰しながら練って、黒糖、卵、豆乳を加えて、多分水で溶いた小麦粉にくぐらせてゴマ油で揚げてるんだから、どう考えてももっちもっちのはず。美味しそう♪


それから気になったのが、やたらめったら「神の御意志」が出てくるところ。前作もそうだったかしら?

あ、音楽もなんだか「ハゲタカ」で鷲津がしんみりするピアノ曲によ~く似た曲が使われていてちっくと・・・。

文句はこれくらいで、あとは褒めるところばっかり。


まず、橘咲の綾瀬はるかちゃんがとにかく可愛い。強くて健気でまっすぐ。なんで仁は惚れないんだよぉ!と思うくらいだ。あと、地味だけどその兄恭太郎(小出恵介)もさりげなくいい感じ。


勝先生は、やっぱり小日向文世さんが圧倒的に好みだ。テツヤはやっぱり無理。(龍馬伝 第16回 喝!じゃない・・・テツヤ
でも、この勝先生もYO!って言ってたのでちょっと笑えた。


それにしても、「龍馬伝」を1年見続けても腑に落ちなかったあの攘夷の描き方に比べて、「JIN -仁-」はたったの2時間で、長州、薩摩、攘夷や佐久間象山のことなどを分かりやすく説明してくれてなんだかそれも笑えた。

何と言っても、「龍馬伝」では、「脱藩」と書いたその字の下手なやたらと熱い人だった久坂玄瑞 の人物描写が「仁」の方が興味深く納得できるものだった。やっぱり松陰先生の弟子なんだから熱いだけじゃねぇ。ど~いてFさんは、あんな描き方したのだろう?と未だに思ってしまうしつこいワタクシ。


で、自分が治療することで歴史を変えてしまうのでは?とおののく仁に「救え!」と言い残して壮絶な最期を迎えた佐久間象山(市村正親)が凄かった!

市村さんは、あの「江」ではあの脚本の明智光秀をさせられてあの役者力をもってしても、大変お気の毒だったが、佐久間象山、凄かったです!さすがです。「江」は役者の使い方がもったいない。。。

あ~向井くんが心配だぁ。。。(←関係ないけど、6月から登場らしいからそろそろ心配 笑)


そう言えば、このブログにコメントを下さる某諜報員さん(笑)の情報によると「龍馬伝」の某ディレクターの次回作は、吉田松陰先生の師匠が主人公らしいとのことだったがきっと佐久間象山なんだ!とか、「仁」を見ながら思う相変わらずお角違いのワタクシ。


これって、「JIN -仁-」の感想って言えるのかな???