渋谷宮益坂の1本原宿寄りの道を入ってすぐのところに、ひっそりたたずむ喫茶店 茶亭羽當。


どこもかしこも18時で閉店だらけの渋谷駅界隈で、ゆっくりとお茶をしたくなった私とcafe好きのAちゃん。

お気に入りのカフェ・マメヒコ  まで歩く気力がなかったので、前からずっと気になっていたこのお店に。

入り口も店内も重厚な雰囲気。

このタイプのお店はやはり喫煙できるようだ。

あまり煙かったらコーヒーを楽しむどころではないので躊躇したが、長いカウンターの奥が直角に広がっていてそのスペースはあまり煙くなかったのでそちらへ落ち着いた。

店内は、作家と編集者の打ち合わせみたいなものが行われていたり、絵本の校正をしている人がいたり、独特な雰囲気。

私達が座った大きめのテーブルに落ち着いた男性が一人で座った。その際に、「煙草を吸っても大丈夫ですか?」と声を掛けられた。そういう紳士的な振る舞いを要求するような雰囲気のお店でもあるし、そういう事をさりげなく出来る大人のための空間だった。

その方は、何かの資料をめくりながら雰囲気のあるノートに万年筆で何かを書き綴っていて、まるでご自分の書斎のような雰囲気で集中していらした。

↓かぼちゃのプリン 500円とコーヒー(ブラジル) 800円

nanakoのブログ

プリンは、かぼちゃの甘味を消さない程度にしか糖分が加えられておらず、上品でコクのあるお味。

コーヒーは、一口いただいて「おいしい・・・」としみじみしたほど。

http://allabout.co.jp/gm/gc/219370/ のお店の方へのインタビューによると、「お客さまの雰囲気に合わせてカップを選んでいます」ということなので、私はこんな雰囲気ってことで。(笑)

実は、高校生の頃すごく欲しかったカップだ。さすがである。(←そうなのか???)

不安なことや心が痛むことばかりだが、そんなことを一瞬忘れさせてくれるエア・ポケットのような空間であった。

茶亭羽當(さてい・はとう)
【所在地】 東京都渋谷区渋谷1-15-19
【TEL】 03-3400-9088
【OPEN】 11:00~23:00
【CLOSE】 無休