仕事の後、21時までやっている渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「モネとジヴェルニーの画家たち」展を観てきた。
パリ郊外のジヴェルニーは10代の頃からモネ好きだった私にとっては是非とも訪れたい場所であり、1997年に一人旅をしたときに立ち寄った。
その時の感動がよみがえるかと思ったのだが、なんだか最近学芸員の手腕に感激した誇り高きデザイン 鍋島@サントリー美術館 とか、展示に工夫が見られてドガのことをもっと深く知ることができたドガ展@横浜美術館鑑賞後の感想など と比べると、乱暴な言い方をするとやっつけ仕事的な展示だと感じた。
都内の美術展は金曜日夜が混雑が一番マシだという傾向がある。
そうだとしても、今回のこの展覧会は最近訪問したどの美術展よりも空いていた。
友人と19時に待ち合わせて観たのだが、二人で空いてるのも納得だと言い合った。
なぜなら、看板に偽りはないのだが81点という少なめの展示であるうえ、モネの作品は14点のみ。
そのほかの作品は私にとっても友人にとっても琴線に触れるようなものが無かった。
あくまで個人的な感想だが、モネの作品を除いた残りの作品だけでは展覧会は成立しないだろうとさえ思えるレベル。ボナールの作品もあったのだが彼がこんな気味の悪い子供の絵を描くのか?という感じ。ボナールが好んで使うぶどう色が使ってあったので、その点には特徴が感じられるものの・・・。
空いているというのも、混雑しているというのも、やっぱりみなさん分かっていらっしゃると言うことなんだと妙に納得した展覧会であった。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/shosai_10_monet.html
会 期 |
2010年12月7日(火)― 2011年2月17日(木) |
開館時間 |
10時―19時 毎週金・土曜日は21時まで(12月31日を除く) ※入館は各閉館の30分前まで ※1月1日のみ休館 |
会 場 |
Bunkamuraザ・ミュージアム |