龍馬伝 第47回「大政奉還」の感想です。今日やっと録画を見ました。ので、遅ればせながら。。。


「なんぜ!こればあ?」

ええじゃないかへの龍馬(福山雅治)のセリフだが、私のセリフでもある。(苦笑)

実は、さっき録画見ながら感想書いてて大政奉還の知らせを受けたところまで進んだのに、文字変換が遅くて余計にキーを打ってしまったらしく記事がぜ~んぶ消えた・・・。こんな時に限って一度も下書き保存していなかった。バカみたいだ。。。「こればぁ、腹の立つことはないがぜよ!」

もう、さっきみたいに書けないよぉおおお。

でも、これを入れてもあと2回だから書きたいし。。。第一印象でがーーーっと書く方が大友さんのお好きな「生の声」に近いんだけど、もう無理。。。


ってことで思いだしながらサックリ書きます。(涙)

*この後もマメに下書きするも何度も消えたのでいつもよりもさらに支離滅裂です。すみません。


オープニングのええじゃないかは、日本史で勉強したアレだ!とか思ったが画面が霞み過ぎだし、なんか好きじゃない感じ。うるさいのだ。視覚的にも。せっかく後藤象二郎(青木崇高)が大政奉還の建白書を幕府に提出?するという場面なのになんかええじゃないかに紛れた感じ。画面もゆらゆらするし。


この感じ、好きじゃないので多分演出は大友さんでもなく梶原さんでもない方だろう。

そんなこと思いながらタイトルロールまでしっかり見るようになった初めてのドラマがこの龍馬伝だ。

あ、やっぱり渡辺一貴さんだった。納得。

今回の落葉はなぜか凄いスピードだ。松葉くらいのスピードで広葉樹らしき葉っぱも落ちて行く。しかも斜めに。その不自然さが気になって仕方ない。(笑)


建白書の件で慶喜公(田中哲司)に反対意見を言う重役の中、賛成ともとれる意見を言う若年寄格(格って何?)の永井氏(石橋連司)のセリフがすごい。

「山内容堂公は世の中の流れを読むのに長けている。云々」云々のところはごもっともだとしても、以前もこの説明台詞を便利に使っていたのを思い出して腹が立った。


それにしても、待ち伏せるような無礼者でも座敷に上げて話を聞いてあげる永井様はおおきかお人ばい。

そこでの、例の如くの龍馬のトンチンとも思える三段論法が始まる。

いつも、この奇妙な三段論法でみんな龍馬に説得されるのがこの脚本だから、今更文句言っても仕方ないのだがやっぱり嫌だ。

永井氏じゃなくても、顔が震えるくらい腹が立つだろう。私も腹が立った。(笑)


で、いつもの如くその後、(龍馬に説得され感化された)永井氏は慶喜公を説得してるし。(笑)

そんなことであの大英断が下されるってことになるのか?


今回はあちこちのシーンが出てきて忙しくて仕方ない。(笑)お茶の間を飽きさせないため(大友さんのセミナーより)なのだろうか?

ものすごく豪華な方々が本当に短いシーンでバンバン出てくる。

NHK大河以外ではありえない役者の使い方だし、またみなさん一瞬でもいい仕事して下さるんで大満足。

ええ役者がええ芝居して、撮る方も大友組が毎回進化していると言い切るほど素晴らしい撮り方して・・・なのにど~いてあの脚本なんだろ・・・ってあと1回なのに思っちゃった。いや、だからこそ余計思ったのかも。


薩摩藩(ミッチーすごっ!)も長州藩も長崎商人もよかったけど、海援隊を訪ねて行った弥太郎(香川照之)に対応する沢村惣之丞(要潤)がよかったぜよ。海援隊のことを「こんまい商売」だとバカにする弥太郎に「何のために商売をしているのか」尋ねる惣之丞。「日本一の大金持ちになるために決まっている」と鼻息荒い弥太郎。そのためには武器を扱うことなどなんとも思っていない。海援隊は日本を変えるために奔走する龍馬を支えるために商売をしているという。他のみんなもそうだそうだって感じだし。そうだよね~。先立つものがないと龍馬だって自由に動き回れない。そいうところもきちんと描いてほしいといつも思っていたのだ。

それにしても、人間、私利私欲が一番のモチベーションになるというがこの脚本の弥太郎を見ていると、ダイヤ印の会社が軍事関係で大もうけしてきたのがそのまま納得できるところが笑える。


慶喜公が二条城に在京40藩の重役を集めて大政奉還をしてもいいと思うか、皆の意見を聞きたいというのに、「一存では答えられないので持ち帰る」の大輪唱大会だ。このニッポンジンの得意技は現代ニッポンのおじさんの必殺技として脈々と・・・。(笑)


ここで、後藤さまが「この英断により後の世まで慶喜公の名が・・・」と勇気を持って進言したのだが、このときの襟元を掴まれてもひるまずに信念を口にする姿は覚悟が窺い知れてよかったよ~。

 幕末に疎い私の慶喜公のイメージも、大英断をした後、政治に口出しせずにカメラとかで趣味人として余生を送ったジェントルマンなのだ。このドラマみたいにわめきまくっている単細胞ではない。。。もちろん、正解はわからないが。

そう言えば半平太のときも怒鳴らされる率が高かったな~、渡辺さんのときって。


でもね、この後藤さまの勇気すらも龍馬のお手紙のお陰って感じの構成だったのでちっくと不満。

最後までこの手法しか使えないなんて気の毒。


藤吉に星で方角を知る方法を教えてるシーンから土佐の海を思う龍馬さんのところは結構お気に入り。

蒼い画面で横顔で目を閉じて大きなことを考える主人公って、まるで鷲津じゃない!・・・あ、違います。(←鷲津ファンへの言い訳)


それにしてもですねぇ、「命狙われてます」大宣伝を今までやっていたのに、勝先生(武田鉄也)が階段登ってきてノックまでしても起き上がらない武士ってアリ???こういうところは安くて嫌いだ。

でね、龍馬の態度でいっちばん腹が立ったのがこのシーン。

なんだかエバリモードで顎を上げて勝先生に言い放った龍馬。

「徳川幕府の役目はもう終わったがですき」

「気易く言ってんじゃねぇよぉ」という勝先生と同じ気持ちだ。

幕府の人間であり大恩師である勝先生によう言うわ。

それに幕府側の苦悩とかを勝先生との対話で表現するのか?と期待した私がバカでした。

幕府の人間2万人の喰いぶちの話で終わってしまいました、とさ。

さらに「そんなことは、ど~でもええことですろう?」

この失礼なセリフ。

なんで、こんな下品なセリフにしたんだろう?納得できませんっ!


でもぉ、こんなこと言ってるうちに大政奉還が決まったという知らせが入る。

もっと、きちんと丁寧に幕府サイドの苦渋の決断も描いてほしかったな~。

ここで、勝先生が「たった一人でこれほどの大仕事をやってのけた!」と褒めた瞬間には怒りMAX。(笑)

でも、珍しく龍馬がすかさず「みんなぁでやった」と言ったので許す。(←権限ないけど)


最後の、新撰組が登場してええじゃないかに紛れている龍馬を切ろうとしたのも、それを勝テツヤが止めたのも近藤勇(原田泰造)に新しい日本だの言って説教する龍馬もなんか変だった。

と、違和感だらけになっていたら「ええじゃないか」の大合唱。

こんなことでいいの???


と思っていたら、勝先生が締めてくれた。よかった~。

って、これがあと1回を残す坂本龍馬を描いた大友さんがチープ演出の大河ドラマなの???

個人的には残念。

あ、あの有名な○○○を書いている。


「龍馬暗殺まで、あと、ひと月やったがじゃ」


(消えては書き直しを何と、4回もやらかしてしまったので、90分くらい書いてたぜよ・・・)