溜まった宿題を片付ける気分でドラマを見るのってどうなんだ?と思いつつなんだか書く気だけは消えないのだ。明日は、第34回だったかしら・・・。溜めすぎだ。。。でもこれって、スケジュールの問題だけじゃなくてやっぱり半平太や以蔵が出なくなったからって言うのが一番大きいな。。。
で、今頃 龍馬伝 第32回「狙われた龍馬」を見ているワタクシ。
亀弥太の回想シーンが出るってことは、そのうち素敵半平太もでてくるのだろうか。。。
寺田屋で近藤勇(原田泰造)の相手をさせられているお龍を救うために部屋に乗り込む龍馬さん。
原田泰造さん、ホントに酔っ払って気分がいい感じとかおだてられて頬が緩んでいる感じとか上手いな。
それにしても福山龍馬の薩摩弁が上手いこと! っていうか、西郷どんの真似が上手いのねぇ。にしてもクサい芝居だ。
延々やってたし。
それに、お龍さんがふすまを開けた瞬間に「坂本さん!」とか叫びかねないでしょうに。。。
福山雅治には全く罪は無くて、西郷どんのまねで楽しませてもらったけど、やっぱりこの脚本ってどうなんだか。
福山龍馬にイラっとすると散々ここでも書いてきたが、やっぱり有罪なのは脚本だな。
たぶん、龍馬が芸達者で機転がきいてお龍さんを助けたカッチョイイ男ってことなんだろうけど。。。
中岡慎太郎(上川隆也)さんも、なんだか龍馬との比較のためかすこし単細胞っぽく描かれているし、ちょっこし不満。
土佐の岩崎弥太郎(香川照之)のシーンで猿が出てきた必然性が全く分からないが、面白いシーンにするためなら何でもアリ?ちょっとあざとい感じがする。
一方、岩崎家では嫁の喜勢(マイコ)が相変わらずの肝っ玉で、「後藤さまは出世されるかもしれんき」「今のうちに取り入っておいた方がええき」とか言っちゃってるし、母上(倍賞美津子)もいっしょになって喜んでいる。
父(蟹江敬三)は女どもがますます恐ろしくなってきたという。
なんか、岩崎家ってバイタリティー溢れていて生命力があって好きだな~と毎度思う。
あとね~、言いたいのが龍馬のお風呂シーンはもういらないし、千葉重太郎先生(渡辺いっけい)とのわざとらしい絡みももういらない。今回もわざわざこんなに回りくどくやらなくちゃいけなかったのかな?
妹の佐那ためとは言いながら、まるで重太郎先生が龍馬を愛しているみたいなやりとりも要らないなぁ。
ま、みんなに愛される龍馬ってことなんでしょうけど。
今更言うことでもないが、私の勝手な感想なのでお気に召さない方は読み流してつかぁさい。
のんびりとした、寺田屋での朝餉に飛び込んできた中岡さん。
せーの高い、髪の毛がにゃんにゃんにゃーとなった・・・坂本龍馬って面白かった。
龍馬の予言通り(←ここがポイント)西郷さんからコンタクトがあってよかった、よかった。
ここでも、中岡さんがやたらめったら狂言回し的にコーフンしてしゃべりまくって、その間龍馬がだま~って「秘策」第2弾を考えていて、おもむろに「ごめんちゃ~ゆうて、手土産を・・・」とか言っちゃって、オイシイね。
私は幕末事情に疎いというか興味が無かったのだが、なんか中岡慎太郎も必要以上にかっちょ悪く描かれているような気がしてならない。(中岡慎太郎も、というのはもちろん武市半平太同様ということだ)
高杉晋作(伊勢谷友介)や桂小五郎(谷原章介)はカッコイイのにどういて???
半平太の土佐勤皇党メンバーだったからなの?
と思っていたら、最後の「龍馬伝紀行」によると素晴らしい人物だったようではないですか。
早くから土佐勤皇党に参加していたとか、村が飢饉のときも自分の土地を売って村人のために食料を確保したとか。今では特産となっているゆずの栽培を奨励したとか、今でも村では中岡慎太郎に感謝して供物をささげる習慣があるとか、とてもそんな感じの人物としての雰囲気が描かれていないのが、福田さんの脚本。
いかがなものか・・・。