以蔵を全うした佐藤健君に「第三部も見ましょうね。」と頼まれたので(佐藤以蔵と武市センセのツーショット! )先週の第3部の1回目は見たし、先日のハゲタカ廃人 夏の遠足 その1 でも、勧めまくった。
だって、みんな大森半平太が退場したので早くも脱藩しかけているのだ。
第3部なんて全く見ない人や、見てても熱が入らずたったの45分持たなかったとか・・・ひどい有様だ。
視聴率が最低だったのはそういう理由なのか???と息巻く私に「以蔵も・・・」と付け加える配慮を忘れないやさしいハゲタカ廃人達。
一方で、大森半平太もしくは佐藤以蔵がどれほどの威力があったか思い知らせるという意味でお灸を据えたことになるであろうと、あくまで前向きな私達。
念のために言っておくが、龍馬伝の視聴率がこのまま落ちてしまっては大友さんのNHKでの発言力が危うくなるからだ。それって、つまり、ハゲタカ2への道が遠くなるってことで・・・。
そんなことがあったのに、熱い(←もはや「暑い」ではない)とか疲れてるとかで録画したまんま放置していた龍馬伝 第30回「龍馬の秘策」。
タイトルからして、あのメイサク「龍馬の・・・」シリーズ第1回の「龍馬の大芝居」みたいなことをやらかしそうで、なんだか見る気になれなかった。
だが、私が勝手に名付けている半平太応援隊の方々がどうも脱藩せずに、今回もご覧になって感想をUPしていらっしゃる様子なので、それを読みたいが故に重い腰を上げて(←脱藩者をどうのこうの言えない)残業でくたくたなまま録画を見ちょります。
タイトルロール前の高杉晋作(伊勢谷友介)。カッコつけすぎ。でもカッコイイ。。。
桂小五郎(谷原章介)もカッコイイ!
長州勢かっこよすぎ・・・。
先週の皆さんの感想やコメントで 武市半平太 大森南朋 の代わりに 高杉晋作 伊勢谷友介になっていたのが淋しかったといった意味のものを良く見かけた。
実は、先週の第29回はやる気のない、ながら視聴だったのでタイトルロールは見ていなかったのだ。
で、今週は見たのだが、大森南朋が無いのって思っていた以上の喪失感だ。
大友啓史様×伊勢谷友介が気に入っているのでまだマシだが、それでもなんかね・・・。
が、それを見たことで別の物語として、やはりリセットして見る覚悟ができた。(笑)
伊勢谷晋作&長州勢と龍馬の対峙場面はなかなかよかった。
何と言っても、伊勢谷友介が劇画かと思うようなノリのカッコよさ。(←全面的にホメているわけではない)
お召し物もとってもおしゃれだし、そのシーンだけ見ると大河ドラマだとは思えない。(笑)
世界の中のニッポンを見据えている長州。
私の大好きな生瀬松陰・・・いえ、吉田松陰先生の松下村塾の門下生たちはやっぱり違う!
それに、長州弁っていうか山口弁、伊勢谷晋作さん上手い!すごく自然だ。
(山口県に住んでいたことがあるので)
最初に吉田松陰先生(生瀬勝久)が登場した時に「僕」というのがすごく「ざらっと」(←ゲゲゲの女房より)していたのだが、長州勢がみんな「僕」を使うことで、常に長州の存在を意識させられてしまう。ここにきてそれがいい感じでじわじわ効いてきている。
長州出身の脚本家さんにやられたようでちっくと悔しいぜよ。(笑)
土佐の空気がきれいな「新・岩崎家」←テロップ には笑った。
「親子水入らず」のギャグパートから流れ始めた弥太郎のテーマのまま、また長次郎の場面。
やっぱりこのテーマ曲って長次郎にも使用許諾が出ているらしい。(笑)
きょうのお料理
「オーガニック素材で作るかすていら」←この時代はどう考えてもオーガニック素材でしかも新鮮な素材だったであろうからさぞかし美味しかったことでしょう・・・くいしんぼうの頭の中です。。。ボウルも高価な銅製だしさすがNHKさん。小道具まで素晴らしい。
教えて下さるのは、饅頭やの長次郎先生です。
って感じだったけど、このシーンそっくりな番組をNHKさんで見たことがある。
惣之丞の要潤が「タイムスクープハンター」のリストラ武士の奮戦記でリポートしていた。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2009012104SA000/index.html?capid=mailmaga002
ここで、浪人が美味しいかすていらを焼くことができるまでの苦労を見たのだが、それにそっくり。(笑)
関係ないが、タイムスクープハンターを見て要潤ってヒトを見直したのだが、惣之丞さんもなかなかいい感じ。
みんなのかすていらがまずかったときの福山龍馬の「これは、、、いかんぜよ」は笑った。
久々に、福山龍馬の演技がいいと思った。でも、それでいいのか???
かすていらが上手く焼けないからと、みんなして「坂本さぁ!」と言ってキリキリなって龍馬を取り囲んでいるシーンを見て板挟みになっていた半平太を思い出していたら、。。。
あらあら・・・「志だけでは、世の中は変えられんかった。わしらはそれを学んだはずではないか?」
「武市さんらのあの無念を・・・無駄にしてはいかんがじゃ」
「ワシらはよう考えるがじゃ」って・・・。
一応、武市さんの遺志を継いでいるってことなんだろうけど、なんか武市半平太が志だけであんまり頭を使っていなかったと言っているようで・・・(←言ってたよな…確かに)
でも、商人が目的のために敵同士手を携えていることを麻雀から学び取り、それを応用していく龍馬の柔軟な様子などは、これからの龍馬の活躍への布石になるのだろうが、アリかなと思った。
って書いたんだけど、最後のほうで西郷どんに直接「長崎商人のように」って龍馬さん、言ってますがな・・・。
本気じゃないので見ながらだらだら書いてるので許してつかぁさい。
最初に池内蔵太(桐谷健太) が、長州に加勢して有名な戦い毎に負ったという傷を披露しながら長州藩の活躍っていうか反骨精神のおさらいをしていたが、ひねくれものの私は、「そう都合よくきれいに別々におんなじような傷が残るものか!」と毒づいたり、売れっ子芸子なのにお元(蒼井優)の歩き方が着物の所作ではないわいな!などと細かいところでは毒づきまくりだったが、おおむね面白かった。
怪しい長崎商人やキリシタンスパイのお元とか、長崎奉行の人々とかこれはこれで吉田東洋(田中泯)のときとは違った濃さがあるし、ドラマとして面白くなってきた。
こうして普通にドラマとして見ることができると、それはそれで不思議なのである。
だって、それが出来るんなら素敵半平太を支離滅裂キャラにしたのはどういてじゃあああああ!!!
結局、半平太応援隊の恨みは消えないのである。(笑)