録画しておいた 龍馬伝第24回「愛の蛍」by 梶原登城さん演出を細切れでやっと見たところ。
そういえば、今日たまたま教職免許を取得中の方と会って小学生への社会科の指導要領(=試験にでる)を見せていただいたが、幕末で教えるべき事項には龍馬とか全く出てこないが、黒船は重要事項のようだ。
だから、龍馬は「黒船じゃあぁぁぁ~」と大騒ぎしたのか。。。(←そんなわけない)
タイトルロール前の新撰組の説明のくだり。
世の中の大河ドラマや幕末モノのファンの方々にとっては、前回までの新撰組の描き方はかなり評判がよろしかったようだ。
もちろん、あのスタイリッシュな殆ど無言討の振る舞いや、殺戮シーンそのものを描かなくとも無理なくその凄惨な殺戮の模様を十分伝えてくれたところについては、幕末無知の私でもドラマとしてかっこいいと思ったしコーフンした。
にしても、ドラマの中だけで一応納得させてくれないとすっきりしないというか、落とし前をつけてくれるんでしょうね?と、第23回終了時点で釈然としなかった頑固者のワタクシである。(笑)
が、今回はあの短い時間で説明してくれてすっきりしたぜよ。
新撰組が刀を振るっているシーンが出てきたときは、ドラマの中だけで完結するためには必要かもしれないけど、敢えてそこを描かなかったことを絶賛していらした方々はブーイングなんじゃないかしら?と、どーでもいい心配をしてしまった。(笑)
そういえば、龍馬伝紀行で紹介された近藤勇って原田泰造からそんなに遠くないかも。篤姫のときの大久保利通も似ていたし、原田泰造がすごいのかNHKのメイクさん他がすごいのか、キャスティングの妙なのか(笑)
前回は、やたらと龍馬の言動にイラっとしていた私だが、今回はそこまででもなかった。
どうも、演出が大友さんや梶原さんのときはイラっと率(←なんだそれ?)が低い気がする。
以蔵の拷問の様子もすごいけど、佐藤健君、本当に痛い思いしてるんじゃないかしら?と思うほどのすごい叫び声・・・。思わずしかめっ面になるワタクシ。後藤象二郎さんのドSぶりは大河ドラマ史に残るんじゃないかしら?と思うほどすごい。(笑)「闇討ちを命じたがは、武市先生じゃろ?」って、武市センセって・・・。以蔵の立場での攻め方もなかなか・・・。
それを聞いている半平太のおろおろぶりがなんだかしっくりこない私。
だって、すまん、とか言ってる時点で認めているようなものだと感じるしなぁ。。。
今回は何と言っても、
武市冨さんが素晴らしかった。っていうか奥貫薫さんだけど。
奥貫さんって幸薄い準主役や犯人役というイメージだったのだが、この武市冨さんは本当に素晴らしい。
今更私が書くことでもないが、今回は特にその思いを強くした。
坂本家やすっかりいい人キャラが隠しきれなくなった弥太郎との会話やその笑顔が本当に素敵だ。
武士としての生き方を貫いている半平太に、物理的には離れていても心はちゃんと寄り添っているからあんなに素敵な笑顔ができるお富さん。
後藤象二郎に命じられて、半平太の説得を始めた弥太郎への半平太のセリフ。
「そんなたやすいことではないがぜ。 わしを責めようがは、後藤さまだけやない、大殿様もじゃ。
わしがやってきたことは全て大殿様のためぜよ。」
ここで、流れ始める半平太の反骨精神用BGMのエレキギターサウンド!
なるほど、半平太が闘う意志を持っていることを表しているわけですな。。。いいなぁ♪
初めてこのサウンドが流れたのは、龍馬の江戸行きを聞いた後橋の上で、上士にひどい仕打ちを受けた後だったなぁ。。多分。。。記憶に自信がないけど(笑)
「これば、悔しい事があるかい。このままでは、終われんがじゃき。自分の夫が侍ではなかったと言われて、冨を悲しませることは断じてできん。」
このサウンドが流れ続けている間に、深山宗林の点てたお茶に感激して、すがるようにそのひと時を味わっている大殿様も映る。
半平太と大殿様との闘いの幕開け?
福山龍馬と真木お龍のやりとり?には殆ど興味がないが、龍馬が「他人事」を「たにんごと」と言っていたのに驚いたが、今変換してみたら「ひとごと」だけではなくて「たにんごと」でも変換できてびつくりした。
いつから日本語が変わったのだろう?(←本題には全く無関係)
それと、瀕死の亀弥太を始めみ~んなに「おまんの言う通り」と絶賛されている龍馬だが、その龍馬に「おまんの言う通り」と言わせしめたお龍さんって最強か?(笑)
そして今頃になっての半平太絶賛祭り(笑)
やっとリアル素敵半平太のエピソードを入れてきましたかぁ。(子供のところです)
今までの、困った時はいつも龍馬に頼って龍馬が解決するという気の毒なポジションだった頃の半平太の描き方うが許されるわけではないが、(←とことん脚本を怨んでる 笑)ま、いいでしょう。(←何様?)
主のいなくなった半平太の家の2匹の金魚。坂本家のかご猫よりも目立っている。(笑)
もう飛び立つこともそこから出ることも、決して許されなくなった半平太と一心同体のお富さんなんだろうな。。。とか思う。かご猫はいつでも出入り自由だしね。。。
またまた関係ないが、ハゲタカでも飯島さんのシーンって水槽の魚とかがいつも映っていた気がするし(笑)
お富さんと一緒に(もちろん、物理的は離れているけど)蛍を愛でる半平太の表情がものすごく素敵。
和助もいい味出しています。
これからもいよいよ佐藤以蔵はいじめられ、半平太は苦悩して・・・ドウナッテいくんだろう。。。