今更こんなこと書いているのにはちっくと訳があるぜよ。

それは・・・


いや、単にバタバタしていて録画したのに見ていなかったからだ。

放送時にリアルタイムでは用事を片付けたりしながらだったのであまり見ていなかったのだ。

でも、龍馬伝 第17回 久々に満足♪ を昨日書いたところ、チームハゲタカ応援団≒半平太応援隊のお歴々から、トップランナーでの梶原さんの演出のことを含めたコメントをいただいたので、ど~いても見とうなったがじゃ!


問題のシーン:あれが梶原さんだったのか~。

確かに南朋さんもいろいろ質問攻めだし、梶原さんの指示も曖昧な感じだし、かといって南朋さんを信頼して任せる感じでもないし。

あ~あ、南朋さん苦労してるんだな~って感じ(笑)

にもかかわらず(!!!)あんなに、素敵な作品に仕上がっているのはちっくと驚いたぜよ。

ああいった演出の組立て、積み重ねで45分間が1本として出来上がるのかと思うと、演出の影響力の大きさを改めて感じましたね。。。


ここからは、いまさらながらの番組視聴感想です。。。備忘録として。。。


いや~、TV放送でハゲタカのいいとこ取りみたいなシーンがバンバン流れると、ヒジョーにコーフンしますね。ってなんか、新橋のオヤジっていうか、サンデートイズのアホ息子みたいだが(苦笑)


あの、別荘での鷲津の美しい横顔シーンでナレーションが的確に流れる。

「大森は、ほんのわずかな表情の変化で、鷲津の冷徹になりきれない、人間味ある部分を描き出した」


もぉ~、「かっけ~~~~」思わず叫んでしまう・・・はずかし・・・

いや~半平太もいいけどやっぱり鷲津は別格だな~、と今更ながらに思う(笑)


鷲津としての芝居についての3人のやりとりが素晴らしい。

アカデミー賞のときも、こういうことをお話になられるといいんじゃないでしょうか?南朋さ~ん!


セリフのない感情表現についての質問とか、いいところ突っ込んでくれるし、南朋さんも照れつつも真摯にお芝居のことを語ってくれていて素敵。


「いろんな感情を鷲津として受けて・・・」


「いろんなもんをね、多分かかえてるんでしょ。鷲津さんも人間なんで。

その辺の事情はぁ、もちろんぼくも、やってるもんでね。鷲津さんの気持ちを汲んでたって。
自分が鷲津だったもんで。

それを乗っけてかぶせて、相手の感情を乗っけてかぶせてそこにどう居るか・・・」


「お芝居の感じが強くなっちゃって、そこに居る感じが嘘っぽくなる・・・」


「本が、書かれているから、そこにもうすでに

いい本だったら、人間というか、鷲津政彦って言う人は出来上がっているんですよね。

だから本を信用してたらぜんぜん大丈夫。映画とかドラマとか。

僕は、それを信じているつもり。」


まさか、NHKで噂の殺し屋イチを見ることができるとは(笑)


「哀しさみたいなこと・・・人間のね。

みんな哀しい事ってあるでしょ?

バイブレーターの人は、意外と軽薄な人だなって思っているんですけど」


「役以外の大森南朋はいない方が、武市半平太なら武市半平太だけのほうが完璧」

~大森南朋を消す~


箭内さん「なんで余計なこと言うんですか?毎回」

南朋さん「恥ずかしくて・・・」


「人間の哀しみとか奥行きをフィルムとかに残していければ・・・」

すてきでした。