「わしは、武市にはがっかりじゃあ!」 by 沢村惣之丞
まっことその通りじゃぁ。by nanako
いや、悪いのは半平太ではない。この物語っていうか筋書きじゃないか?
と、いまさら何だけど、もう、半平太を何とかしてもらうのは無理だわぁ。。。
大友啓史演出っていうことだからすっごく期待してたんだけど、大友さんはチーフディレクターだからあんまり担当はしないってことなんだろうか???
今回もタイトルロールの演出 渡辺さん を見てがっくし。
個人的にお気に入りの登場人物である 生瀬松陰先生が、回想で出てきたのがよかったけど♪
久坂玄瑞さんって、随分と達筆でいらっしゃるはずなのに「脱藩」だけひどかったのが笑えた。差し替えだって出来るのに敢えてご本人の文字を使うなんてどういう意図なのか?とかどうでもいいことが気になる私。
長回しで勢いを付けるためなのだろうか?
しかし、久坂さんって松陰先生を慕うのはわかるけどなんかな~。わめきすぎ。
広末加尾も、京に合わせてファンデーションもしっかり塗ってもらえてすっかり白肌。
半平太の見え透いた撒き餌にもつい反応してしまう健気さ。。。
半平太はみんなを不幸にする。かわいそうな半平太。。。同情しちゃうよぉ。
それにしても、今回の武市半平太は気の毒すぎた。
一応、お殿様へ意見書を書いているときの佇まいや、絵を書いているところなど落ち着いた素敵な半平太が表現されていたが、それ以外ではダメダメ。
再び現れた分身黒半平太のような落ち着いたもの言いと態度こそ、私が個人的に納得できる半平太だ。
吉田東洋に土下座で申し入れて、象二郎に足蹴にされるところなんて痛々しくて・・・。
寝込んでうなされているときの半平太って変。。。黒半平太を見つめる表情なんて雨に濡れた子犬だぁ。
そういえば、数年ぶりに会った友人にさりげなく「龍馬伝」を見ているか聞いたら、そこから友人が「ドラマ ハゲタカ」が大好きだとわかった。
でも、映画は観ていないとのこと。
「やっぱり映画のほうがいいの?」
「いいよ~、私なんて11回観に行ったもん!」
「・・・・・」
そこで、劉君がいかに良かったかをつい語ってしまったワタクシ。
で、話を龍馬伝に戻して半平太をどう思うか聞いたら一言でバッサリ。
「わたし、あのヒト嫌いなんだよね~。」
なんだか、反論できなかった。
冷静にみるとなんかエキセントリックな、そして龍馬に頼りっぱなしのキャラなんだから嫌いでも無理はない。
なんだか、もう、半平太の軌道修正は望めないな。。。。
分身黒半平太を楽しむしかないか。
と、愛のない感想でした。