今回は、久々の土佐が舞台でとっても満足
冒頭のご馳走を準備するシーンも、華やいでいてみんなが龍馬の帰宅を心待ちにしている様子が素直に伝わってきて、私まで龍馬が帰ってくる!とテンションが上がった(←何者だ?私。笑)食と喜びが結びついているからか???
江戸も悪くないけど、最近は松陰先生のシーン以外は、なんだかNHKの朝ドラを見ているような雰囲気もあり、あまり面白くなくて初回の勢いも喰い潰したような感もあり・・・って何様の感想???←放置してつかぁさい。
だったのだが、第7回 「遥かなるヌーヨーカ」はドラマとして見ごたえがあった。
何より、私は児玉清パパ、いえ、龍馬のお父上の親ばかっぷりが大好き。
かわいくて、かわいくて、とても心配な龍馬がすっかり成長して戻ってきたのがうれしくて仕方ないのに、自分の病状を隠して、龍馬の希望通り再び江戸に送り出すよう指示をするお父上。う~ん、素敵
な~んて思っていたら、久々のあの、黒半平太のテーマ曲(勝手に命名)のギターサウンド ですよ。
すっかり、怪しい雰囲気になってしまった武市道場。
武市さんは、センセになりすっかりエキセントリックに祭り上げられてしまっている。
鷲津に一言言ってほしいくらいだ。(パイパークリエイションのあのシーンの感じで♡って意味不明)
それにしても、あんな雰囲気の道場にいてもちゃ~んと龍馬とだんごでお茶しちゃうところなんて、以蔵ってかわいいし、「難しい事は武市センセが考える」って・・・もう不憫で。って、以蔵の母気分(笑)
別に佐藤健君には興味ないのだが、あの線の細いいたいけな以蔵にはなんかね・・・。
そして、待っていました香川弥太郎センセ。
広末加尾にプロポーズを断られるときの、「おまんさん」と呼んで欲しいと言うあの顔の変化!目を見張りましたわ。と、同時に爆笑してしまった。
場面変わって、河田リリー小龍先生に会いに行く弥太郎に、うとまれても全くお構いなしに子犬のようについていく龍馬。
桂小五郎が松陰先生を探しに行くときも、厚かましくついていったがあのあたりの厚かましさが後の龍馬をどんどんと広い世界に送りだすきっかけになっていったのだろうな~などと思いながら観たりする。
待っていました!リリー小龍先生!
いや~すごい人ですね、リリーフランキー。ネコサウンドと猫屋敷がお似合いだこと。
たいていは鳥の声がバックで聞こえるこのドラマなのに、小龍先生になったとたん、バリ島のガムランチックなBGMと共に、猫の鳴き声オンパレード(笑)この上なくゆる~い音声、背景、そしてリリー小龍さん(笑)
で、その猫屋敷で黄金トリオ?がせっかく揃ったけど、武市さんってばお召し物もお姿も美しいもののすっかりキレキャラになってしまわれて、なんだか残念。だって、初回あたりの感じでは文武両道で人格も高潔にしてみんなに慕われるそんなお方だったはず。私もそんな半平太さんに惚れたのにぃ。
弥太郎ですら、気づいている日本の位置づけを、あれだけ勉強しているのに見えない振りをする。本当にそんなに薄っぺらい人だったのだろうか。。。それとも意地だけ?その単純な描かれ方が残念でならない。
床に伏せているお父上の龍馬への暖かなお言葉。
「侍は己を磨き、高めよういう気持ちを忘れたら生きておる値打ちはないぜよ、
この世に生まれらたからには己の命を使いきらんといかん
使いきって生涯を終えるがじゃ」
お父上の大きな愛が溢れる龍馬とのツーショット。あのお芝居に対峙したらもう、溺愛される息子役なんて誰にでもできちゃいそう。福山雅治さん、ラッキーだな~なんて思う。
小龍先生との楽しい時間では、ツクツクボーシが鳴いている。もう夏なんだ。。。
それにしても、今回はお父上と小龍先生に尽きる。
お二人の龍馬を巡る会話がとても素敵だったし、相変わらずの親ばかぶりが切なくも胸に迫る温かみ。
桂浜での龍馬を見つめるお父上を見ているだけでこちらまで泣けてきた。
う~ん、半平太応援隊としては脚本に物申したい。だってこれじゃ、応援したくても・・・。
でも、もうそういう道をすすんでいる半平太なので諦めるしかないのかなぁ。。。