かれこれ20年も前に関西の友人から初めて恵方巻きの話を聞いたときは、「毎年吉方角があって、夜電気を消してその方角を向いて、喋らないで、1本を一気に食べる」なんてだまされてるんじゃないか?と思ったものだが、今や東京でもすっかり恒例イベント化しちゃってる。ま、楽しいからいいけど。


恵方巻きと言えば、普通は巻き寿司だけど今年はやたらとロールケーキ類が便乗している。

昨日立ち寄った自然食品の店F&Fでもオリジナルオーガニック素材いちごロールなんて宣伝していた。

なんだか、そういうのってどうなの?って思ったりもしていた。


そういえば、その自然食品店でいつも買う生姜を見て昨日はびっくり!

だって、「武市」生姜だって!NPO法人高知県有機農業研究会のオーガニックマークがついているので武市半平太となんらかのゆかりがある土地の生姜なのでは?と、ひとり心躍らせ購入した。

おバカである。。。。


今日も遅くまで残業で、帰りの満員電車で本を読む気力もなかったのだが、なんと横の女子が読んでいた文庫本がちょうど目線の先にあって、ぜ~んぶ読めそうだったのでついチラ見したら、そこにもいきなり半平太の文字が!

まさかと思って前後を読むと(オイオイ!のぞき見は「いか~ん!」←溝渕広之丞風に 笑)「半平太ほどの偉丈夫を想う乙女が岡***で満足できるはずもない、と竜馬は思った」・・・的なことが書いてあった。

因みに、偉丈夫とは以下の通り。

デジタル大辞泉の用語解説 - 《「いじょうぶ」とも》からだが大きくてたくましい男。また、人格のすぐれている男。



その女子はなぜかそのページをずっと読んでいるので、通しで3回ほど読んでしまったが、どうも半平太が江戸に剣術詮議の名目で出かけるので、その間武市塾の面倒を竜馬に託すというくだりらしい。

竜馬初心者のわたしには、全く初めてのストーリーなのだが、あの本って「竜馬が行く」だったのかしら?半平太も江戸に行くのか!

ま、ともかく若い女子がブックファーストのカバーのかかったあれを熱心に読んでいたということは、龍馬伝、なかなか市場へのインパクトがあるんじゃないかしら?



ところで、明日は節分。

なぜだか今年は会社で恵方巻きが配布されるのでお気に入りのお寿司屋さんの予約はしていないのだが、その予約のためにWebを見ていて見つけたのが大好きな洋菓子店WEST(ウエスト)のロールケーキだ。

今日は残業必至だったので休み時間に買っておいた。

お隣の食いしん坊仲間Mさんにもおすそわけしして、かぶりついていたら「方角が・・・・」とのご忠告。

「いいの、これはウエストの限定ロールケーキを食べてるだけだから。恵方巻きは明日しっかり食べるし」

ってことで、本来の趣旨とはずれて残業食になってしまったペアロールなのでした。


「ペアロールで恵方巻」

期 間 限 定 2月2~3日 各百貨店のみ販売
「節分の夜、恵方(2010年は西南西の方角)に向かい、家族揃って無言で目を閉じて太巻き寿司を丸かぶり(関西の方言で「まるかじり」の意)すると必ず幸福が回ってくる」・・・といわれる恵方巻。
今年はウエストの「ペアロール」でお試しになってはいかがでしょうか。
ペアロール5本入  ¥1,050 (本体¥1,000)
モカ3本・プラリネ2本       
特定原材料 小麦・卵・乳