これだけ、世間の注目を浴び、あちこちのブログで書かれまくっていても自分の感想も書きたくなるのはなんなのだろう?
「ハゲタカ」「鷲津」 この2つをキーワードにアメーバサーチをかけており、ほぼ毎日タイトルだけはチェックしているのだが、見事に龍馬伝関連と思われるタイトルが並んでいる。
ハゲタカかつ鷲津ですよ!
この期に及んでこの2つのキーワードが入ったブログを書く方々がこんなにいるとは思わなかったし、そのタイトルに龍馬が出てきているのもなんだか微笑ましい。
また、おもしろいことに「JIN-仁」の内野龍馬と比較している人も多い。
最近まで放映していたのも影響しているとは思うが。
因みに私が今まで見かけたどの龍馬よりも、内野聖陽氏の龍馬は素敵でリアルな感じがした。
私がハイビジョンで龍馬伝を見ている最中にやってきて中3の姪が一言。
「龍馬、ちゃんとしてた?」
これって、放送前から龍馬伝についてギャーギャー言っているおばに対して、「仁の龍馬がよかった。福山雅治じゃイメージが違う!」と言った姪に「ハゲタカの大友さんが監督(ディレクター)だから、大丈夫よ!」と多分伝わらない言い訳をしていたからだと思う(苦笑)
「まだ、今大人になったばっかりだから。さっきまで子供だったのよ。子供時代の龍馬はMちゃんのちっちゃかった時みたいな髪ですっごくかわいかったよ。」
「ふ~ん。でも龍馬はやっぱり 仁のがいいよね~。」
と、龍馬伝に食らいつく私を無視してひとしきり「仁」の話が続く。
それにしても、「龍馬、ちゃんとしてた?」の「ちゃんと」の基準を勝手に「仁」の内野龍馬にしているあたり、すごい。なにがって、内野さんもある意味姪も。
ドラマは出だしから素敵だった。
お芝居以外のポイントでは、さすがに映像が今までの大河ドラマとは全く違い、光の捉え方やカメラワーク、画面の色調等とっても美しくて楽しい。
しかし、ゆらゆらするカメラワークなどハゲタカ廃人にとっては慣れ親しんだ手法だが、大河好きな方々にはちょっと辛かったのでは?などと余計な心配もした。
ちらっと見たブログでは、「音楽がやかましい」という感想もあった。
ハゲタカのときも見かけた苦情?だ。
音楽も素敵だが、若干ハゲタカテイストを感じる私は多分間違っている。。。
岩崎弥太郎のテーマ曲?が中近東っぽくて彼の押し出しの強さとユーモラスにすら見えるその感じをよく現していて結構お気に入り♪
ハゲタカ同様にやはり佐藤直紀さんの音楽っていい
セットも嘘がなくて(もちろん、嘘なのだが詰めの甘さが見えないと言う意味)、衣装もかつらも汚しもとことんやっていて、予算と優秀なスタッフとに恵まれるとここまでできるのか~と感心しきり。
龍馬については、周りの「福山は納得できない」という多くの声が聞こえたものの、実はあまり興味がなかったので特に思い入れもなく内野龍馬の後っていうのが辛いわね~という程度だった。
でも、あのドラマ展開なら違和感はなかったなぁ。
子供時代のエピソードがベースになって、平和主義?の龍馬が出来上がったのだということもすんなり納得できたし、私は今後の龍馬の成長(開眼というべきか?)がとっても楽しみだ。
武市半平太については、期待以上だった。
本当に南朋さんはすごい。あんなにすんなり溶け込めるのがすごいし、大森南朋を全く感じさせないところが殆ど神業。
韓国マニアの母いわく、「韓国にはああいうタイプの役によって全く違って見える俳優がたくさんいて、おもしろいんだけど、日本は上手くても本人が消えないから・・・」だそうだ。
その都度「大森南朋ってすごいでしょ?」となぜか自慢たらたらの娘。
ハゲタカ廃人フィルターがかかっているのかもしれないが、あの3人の中ではもしかして一番すごいんじゃないかしら?
すごいと言えば、素直にすごかったのが香川照之さん。
濃すぎる。が、岩崎弥太郎というひとがそうだったのだろうか?とも思った。
一方、もし過剰演技&過剰演出なのだとしたら、三菱関連の方々は気を悪くしないのだろうか?と、またしてもあさっての方向の感想を持ってしまった。
龍馬の両親もすごく素敵だったし、書き始めると終わらないので今日はこの辺で。。。