先日のミッドタウン散策の際のメインの目的地についてまだ書いていなかったのを思い出した。

連日、年内に契約締結したいと迫ってくるパートナー企業のわがままを聞き入れる上司のお陰でオフィスを離れている時間が12時間を切っている。移動時間や生活必需時間等差し引くと全く自分のゆっくり出来る時間がない計算だし、実際その通りだ(涙)


こんな時は、自分を励ますためにもおいしい記憶を辿るに限る。


ということで、 SILIN・火龍園 (シリン・ファンロンユェン) でのランチについて。


ミッドタウンにはよく出かけるし食事もするのだが、なぜかこのお店は今までノーマークだった。

お店を選ぶ際に、例の特典を眺めていて烏龍茶とお菓子のサービスがあるのを見つけてどんなお店か調べた。

世田谷の広東料理名店の味を、東京ミッドタウンで堪能できます。」という文言を見て、ずいぶん昔世田谷のお店に行きたいと思ったのを思い出したのだ。


食べログをみてもコストパフォーマンスなどそんなに評価は高くなかったので、きっと今までノーマークだったのか?

にしても、せっかくなので行ってみた。


平日は2000円前後のランチメニューがあるので、その中から選ぶことに。


彩り季節野菜炒めランチ     
お漬物 / スープ / ライスor香港麺 
¥2,200

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↑いろいろな旬野菜たち♪どの野菜もこれ以上でもこれ以下でもないベストな火の通り具合。

ちゃんと食感がありながらきちんと調理されており、その素材の風味も最大限引き出されている感じ。

きっと、野菜ごとに別々に炒めているんじゃないかしら?

中華はそんなことしないかな?でも、ここまで各野菜がベストタイミングになるのって難しすぎない?

など、ひとしきり盛り上がる。

それから、メニュー上部にクリップでメモっぽく留めてあった「牡蠣ピリ辛鍋ランチ」が気になり、それも(笑)

もちろん、同行の友人とメインはシェアするので十分な協議の上決定した。


牡蠣ピリ辛鍋ランチ     
お漬物 / スープ / ライスor香港麺 
¥2,000

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↑左下が、香港麺なるもの。そうめんよりも細いくらいの卵麺の少しパサパサした感じの麺。

友人も私も初めて。スープは澄んでいて上品であっさりしつつもきちんと味もある。

でも、せっかくなので牡蠣鍋にたっぷり残っているソースを絡めていただくとものすごおおおく美味しかった。


右下の卵スープはかなりあっさり味。でもちゃんとだしをとった味。

右上の細長ティーカップは、中国四大岩茶の1つ「大紅袍」。

先日書いたように「高級なウーロン茶です」と念を押しながら忙しさでその時のごとく、少し心を亡くし始めているようなお兄さんが、きちんとした中国茶の作法に則って淹れてくれたお茶だ(笑)


もちろん、これも美味しかったが注ぎ足し用の陶器のポットのお湯はすぐに冷めてしまって茶葉の味が十分に引き出されていなかったが、店員さんたちはバタバタしていて全く気づいてくれないし、そんなに何杯も飲めないのであきらめた。

フロアを見渡せる良いお席だったのだが、どう見ても店員が足りていないし、本来ならお店の価格やそれに見合ったうるさそうな客層に対応できるような給仕に向いていないお兄さんも対応している。


どこも、コスト削減で真っ先に人件費に手をつけるがそのことのフォローを十分にしないと結局は客足が遠のいて悪循環になるのに・・・と残念に思うことが多い。

少人数でも、きちんと気を配れる人ばかりであれば問題はないのだ。

そういえば、サービスについての不満のクチコミも結構見かけたなぁ。

それなりのお店には、それなりの期待感があるが故だと思うが、残念な点だと思う。


でも、お店の窓の外は緑がたくさんだし、落ち着いていて素敵な雰囲気。

ちょっとだけコストパフォーマンスが低い感じもするが、お料理も本当に美味しくてゆっくりお食事するにはとっても良いお店を見つけたと思う。


こうして食べ物について思いめぐらせるのも、ハゲタカについて思いめぐらせるのと似たような効果があるんだとこうして書いていて改めて思うのであった。。。