このタイトル、「拾えるチャンスは拾っておけ」は私の質問ダウンへのtsumireさんのお答え。今年の標語だそうです(笑)

鷲津激LOVE but 大森南朋さんには興味ゼロ のtsumireさんが、なぜ東京国際映画祭/特別招待作品「笑う警官」  で舞台あいさつをする南朋さんを見に来ているのか???


なるほど・・・。

物心両面において「足るを知る」を念頭に置かないと大変なことになる私とは対照的だ(笑)

昨夜はそのあたりを直接伺えたわけだが、詳しくはtsumireさんのブログ


で、この「標語」を聞いて思い出したある小説の一部分。

「それを説明するのはむずかしいな。ほら、ドストエフスキーが賭博について書いたものがあったろう?あれと同じだよ。つまりさ、可能性がまわりに充ちているときに、それをやりすごして通りすぎるというのは大変にむずかしいことなんだ。それ、わかるか?」
「なんとなく」と僕は言った。

これを見てピンと来たあなた!是非、コメント下さい!(笑)
1987年の秋、私は何度もこの小説を読み返していた。読む都度発見があり、切なくなり、いてもたってもいられない気持ちになっていた。
そのうち、このこの小説はミリオンセラーになったが若かった私には不思議でしかたなかった。同作家の「羊をめぐる冒険」をそのタイトルに惹かれて買って以来のファンだった私は、その魅力を理解しない人たちに囲まれていたから。。。

また急に思い出してしまったが、この小説の出版から数年後につきあった人が私を理解したいとか言ってこれを読んだ後の感想が「nanakoちゃんって、直子に似てる」というとても素直に喜べないものだった(苦笑)
ブラームスの4番が大好きだという共通点以外は自覚もなかったし・・・。苦い思い出だ。

でも、上記のセリフを言った永沢さんと同じ大学出身の5歳年上の文学や芸術に造詣の深いある男性が「どこがいいのかさっぱり分からなかった。」というのを聞いて安心した覚えがある。
売れてるという理由で買う人がいるからであってみんながみんなコアなファンではないのだと。
それは、若かった不遜な私の考えだったとその後知るわけだが。。。
今や世界中で翻訳され売れ続け、ついに映画化されまた本が売れている現実がある。http://www.asmik-ace.co.jp/release/080731-01.html


その映画、永沢さん役が玉山鉄二さんだ。
そう、ハゲタカの劉一華=劉君ラブラブの中の人だ。
メンズジョーカー11月号(表紙とインタビューにつられて購入w)より
「・・・特に劉は、親が見てすごく驚いていたんです。僕の作品は全部見ていると思うんですけど、一番身近な人間から『今回は普段の“鉄二”が少しも見えなかった』と言われたことは、うれしかったし、自信にもなりました」

私的には、頭がよくてかっこよくて嫌なヤツである永沢さんのイメージを再現してくれそうでとっても楽しみ~。もちろん、ハゲタカ繋がりで高良健吾君もキズキ役だしそういう意味でも楽しみなのだ~