業務連絡として毎日何度もメールで知らされる倒産情報。
倒産してから知っても、債権回収はほぼ望めないわけだが、利害関係の薄いところの情報も常に持っておけってことなのか・・・。
ま、そうだろうな。。。
今日、その倒産情報に防予汽船(株)の文字を見たとき本当に悲しくなった。
バイクに乗っていた頃、四国に渡るためによく利用していたフェリーだったこともあるが、勝手に懸念していた通り高速道路1000円均一の影で泣いているであろうフェリー会社を民事再生まで追い詰めてしまったからだ。
(もちろん、それがすべての原因ではないとは思うが)
いつものごとく勝手な私見(勝手ではない私見は無いか・・・)なので、この方面の話を不愉快に感じる方はパスしてください。
高速道路を安くするのはいいことだけど、天下り団体を潤すためにETC限定にしたりするやり方が嫌だ。
そもそも、ETCの機器自体であんなにお金を取らなくても、タイなんてすでに10年前にはクレジットカードのようなものをフロントガラスに貼り付けるだけで同じように機能するものを使っていたわけで・・・。(今はどうなんだろ?と思っても、直接知らない情報はあまりあてにしないので後日知人に聞こうっと)
基本的に市場に任せて均衡が取れているところに、「国民の利益のため」に役人の息のかかったところを
税金や政策で支援するのであれば、その影で泣くであろう圧倒的に弱い立場にある民間インフラ機関をも支援しなくてはおかしいでしょ???と、ひねくれモノの私は、連休中に1000円でどこまで行けたとか嬉々としている
人々(マスコミ経由のものも含めそれはそれで享受すべきだし文句は無い)を見ながら思っていた。
憲法22条 職業選択の自由 を侵害するとして、過去にも似たような事例で苦境に立たされた人々が
裁判を起こしているが、最高裁も結局政府に不利な判決は出さない。(判例を見れば明らか)
でも、それって自民党時代の話なのでこれからは変わっていくのだろうか?
資本主義なのに、税金を使って偏った支援をして一方で苦境に立たされる人たちが後を絶たない。
経済なんて、直接の利害関係は薄くてもめぐりめぐってくるわけで、とても他人事とは思えない。。。
のでした。。。