例え様の無い苦しさに纏わられ もがき続けるそれだけで手も足も出ない
何も成し得なかったその内に 足早な日々はそれとなく走り過ぎてく
奴はまるで屈強ランナー 事実、振り返る事も許されないのさ
それは確かに僕だけじゃない 誰もがその中で呼吸をしてる
けれど 吐き出してばかりのこの社会で 一人ぼっちな兵士の気分
おどける事なく冷たく言い放ち 笑みを浮かべる事のない君
君は何も知らないけれど いつも盾になる覚悟でやってるんだぜ
ティーチャーもカウンセラーもドクターもナースも
君の意見に賛同らしい 総じて僕だけが歯を食いしばれとさ
タイトルもプラカードも見当たらないというのに 芸術の様な曖昧さ
ピサの斜塔よろしくぐらついた足場でポーズだけを素振り
保全工事もなされないまま済ませてない事には見て見ぬ素振り
期日までに解体をして期日までに選ばれる その繰り返しで生まれるリーダー
とても馬鹿けてると思うけれど それに成れたなら少しは聞いてくれるかもね
泣きじゃくる顔なんて見たくないわ それでなくても不細工なのに
キツく言われても構わない 僕はきっとハンカチを手渡してくれる優しさに飢えてる
聖母じゃなくても 司書じゃなくても 教祖じゃなくても 誰でもいいのさ
だってそうだろ
いまやたった一人となった 血の繋がりある人間にさえ 否定されながら歩いてるんだから