卵子提供を検討しはじめた時、分からない事だらけでしたが、自分自身で調べたり、エージェントさんからの説明を聞いたりして、いろいろな事が分かってきました。これから卵子提供の事を調べようと考えている方にもきっと参考になると思いますので、少し書こうと思います。
まず私が、当初疑問に思っていたことは、卵子提供によって妊娠または出産する成功率です。エージェンシーのホームページなどでは、かなりの高確率で成功するようなイメージで書かれているのですが、それは本当なのでしょうか。
成功率が70%とか80%といわれても、まずどういった数値なのかがわかりません。分子は化学的な妊娠なのか、臨床妊娠なのか、出産数なのか。それから分母も治療数なのか患者数なのかによって違ってきます。
私が調べたり、聞いたりした結果ですが、米国で治療を行った場合、1回の胚移植で妊娠して胎嚢が確認できる確率を成功率とするならば、その値は、平均的には50~55%前後と思われます。
出産する確率を成功率とするならば、平均として、おおよそ40~45%前後と思われます。ただし病院によって、方針の違いや技術力などの差が成功率に影響しているように感じました。
まず、胚を1個だけ移植するという方針の病院があります。これは双胎妊娠のリスクを避けるためで、安全な方法だといえます。しかし複数個移植する方針の病院と比較すれば、見かけ上の成功率は下がる事になります。
また病院によって技術の差なのか設備や管理方法の違いが影響するのか分かりませんが、成功率の差が確実にあると思いました。私の感じた印象としては、規模の小さな病院の方が成績が良い傾向にあるように思えます。
当初の私は、規模の大きなものが強いに決まっている。資金も豊富で有能な人材が集まり、スケールメリットを生かせるし、最先端の機器を活用して、管理体制もしっかりしているはずだと思っておりました。規模の小さな病院が勝てるはずがないと思っておりました。しかし、どうやらこの世界はそうでもないのではと感じています。
成績のよい病院では出産するまでの成功率が70%台(妊娠率は80%台)といったところもありますので、そういった病院と提携しているエージェンシーであれば、成功率70%、80%と広告しても、それほどの誇張はないという事になります。
ただし、これだけの成功率でも、誰しもが最終的には必ず成功すると言えるものではありません。私もこれから妻と共に治療に挑むつもりですが、最終的にどうなるかは分かりません。