実は伊吹、4月20日から一ヶ月近く入院しています。





正確に言うと、一度退院できたのですが、すぐに体調が崩れて再入院となってしまいました。


付き添い必須のため、私もずっと付き添い入院をしています。


週明けには退院が決まり、やっと落ち着いたので久しぶりにブログを書こうという気持ちになりました。






今回は敗血症の疑いが強く、敗血性ショック後、これまで見たことのないような薄赤黒い顔色になり、血圧もいつもの半分ほどまで低下するなど、一時的に全身状態が大きく悪化しました。


いろいろと腹を括らないといけない場面もあり、精神的にかなりしんどかった。





ですが伊吹の底力は凄まじく、抗生剤の投与によりみるみる回復してくれました。


もう体力は限界なのかもしれないと思う瞬間もあった中、あっという間に急性期を抜け出し、我が子ながら本当に逞しかったです。





一概には言えませんが、伊吹のような超重心児は10歳前後を一つの節目として、臓器機能の低下や体力面での大きな変化が現れ始めることがあると、今回説明を受けました。


普段はとても落ち着いて過ごしている伊吹ですが、確かに昔とはどこかが違うような、少しずつ変化してきているような感覚があります。


それが何なのか、うまく言葉には出来ないけど…





今回の入院を経て、私の中でも意識が大きく変わった事があります。


それは、ガンガン付き添い交代をしていこう!


という事。





急性期はさすがに不安で離れられないけど、安定してからは、しょっちゅう夫と付き添い交代をして自宅へ帰っていました。


自宅と病院は高速で一時間かかるし、仕事やその他のスケジュール調整など交代もなかなか容易ではないのですが、


なるべくみんなに負担が無い方法で、この長期戦を切り抜こうと模索しました。





長男次男も小学生とはいえ、まだまだサポートが必要な年齢。


幼児期ほどの心配は少なくなったものの、親というものはきっといくつになっても心配で、見守りたいものだから…


家庭訪問や遠足のお弁当作り、授業参観などいろいろと行事も多い年度始まりという事もあり、家と病院の往復生活でした。





これまでの中で、トップクラスに心身共に堪えた今回の入院生活…


長く病院にいると毎日さまざまな方をお見かけします。


大変なのはうちだけじゃないと自分に言い聞かせ、涙を引っ込め踏ん張りました。


みんな何かを抱えながら頑張っている。






もうこりゃいっその事、ガクッと痩せられるかもしれないとほんの淡い期待を抱いたのも束の間、


しんどい時こそとにかく食え!メンタルのせいで、おそらく体感2kgは太った気がする。


怖くて体重計には乗れません。






いぶちゃんが元気になったんだもの。


それだけでオールオッケー!


週明け、やっと、お家に戻ります。





私も今はとにかく身体を休めたいので、しばらくは訪問入浴以外の訪問を全てお休みさせてもらい、ゆっくりと生活を整えたいと思います。


春ドラマの録画もたまっているし、アマプラで真田丸全50話の配信も始まったし、セブンの気絶するほど美味しいという観音なんちゃらアイスも食べたい。





春休み、家族でお花見に行ったときの写真🌸







私が最も幸せを感じる瞬間は、伊吹の感情を読み取れたとき。


ただ話しかけるよりもずっと伝わりやすいと思うから、いつも伊吹の頬っぺたに私の唇を当てながら話しかけている。





すると フーーーー と呼吸器の吸気時間が増えて、小さく口元を動かし何やら一生懸命伝えてくれるのです。


百発百中という訳ではないけど、打率はおそらく7割以上と高確率。


残りの3割くらいは、ボーッとしていて、あ、今は伝わってないかもなぁと感じるときも。





伊吹が口元を小さく動かしながらリアクションをくれると、私はいつも


「そっかそっかぁ、ありがとう。ママの方がいぶちゃんのこと大好きやで。」


と答えるのですが、冷静に考えてみれば文脈も何もあったもんじゃない。


だけどいつも伊吹からの愛情が伝わってくるから、勝手に受け取りそう答えている。





伊吹の感情にどれだけの発達があるのかは分からない。


0歳の赤ちゃん程度かもしれないし、


伊吹のことを全く知らず、たまたま診察してくれることになったドクター(例えば当直医さんとか)は、伊吹の感情を"無"前提で話すことも珍しくない。


私は希望的観測を除いても、1歳半くらい、もしくはそれ以上の心の発達があるのでは?と思っている。


もちろん確証はないけど、弟たちがちょうどそのくらいの年齢だった頃、あ、多分いぶちゃんを追い抜いた…!と母の勘のようなものが何度か動いたから。


だけど小4女子の年齢相当に、いろんなことを分かっている可能性がゼロだと証明できる人も、この世の中には一人もいない。






もう何年も前のことだけど、同じようなお母さんからメッセージをいただいた。


この子は何も分かってないんじゃないかと思うと、話しかけるのも無意味だと思ってしまって辛い。


たしかそんな内容だったと思う。





そのお母さんの気持ちを否定なんて絶対にしたくないし、むしろ同じ境遇の誰もが似たような道を通るんじゃないかとも思う。





だけど語弊を恐れずに言うと、伊吹の発達が0歳だろうが、小4女子の年齢相当だろうが、


どこかのドクターがそう言うようにたとえ"無"だったとしても、


私にとってそんな事はもはや関係ない、という極論に辿り着いた。






伊吹は伊吹であり、どんな状況であっても、私がする事は何も変わらない。


毎朝おはようを言いたいし、大好きだと伝えたい。


綺麗な景色があれば、一緒に見たいなぁと思う。


自分の分もフルーツをあげたいし、せっかくなら可愛い服を選びたい、サンリオのボンドロだって手に入れたい。


何も関係ない。





そりゃあ、クリスマスは気合い入れるよ🎄





 



いぶちゃんには、小麦・卵不使用のショートケーキ。(シャトレーゼ 🍰)







毎度毎度、伊吹へのプレゼントは難易度が高すぎるけど、そんな悩みも有り難いものですね。






12月前半、インフルエンザで一家全滅かと思いきや、伊吹だけただ一人元気に過ごしてくれました。(主治医がすぐに予防内服を処方してくれて、何とか乗り切れました。過酷すぎた十日間…)


もう本当に、平凡な毎日が一番!!


皆さまもよいお年をお迎えください🐎












10月28日


伊吹が十歳の誕生日を迎えました。





自分にとってアメブロは、生後すぐの心が壊れそうだった頃から今までを支え続けてくれた大切な場所。


本当はお誕生日当日に更新したかったのですが、どんな言葉を紡いでもこの気持ちを表しきれなくて、なかなか書く気持ちになりませんでした。





だけど伊吹が生まれた頃からずっと成長を見守ってくれている方々がいてくれるから、やっぱり今のこの気持ちを残しておきたいと思います。










十年前の私へ


麻酔が効くのを待っていられなかった緊急帝王切開、気を失いそうなほどの痛みで、泣き叫び狂う声の中で生まれてきた赤ちゃんは産ぶ声がなく、絶望のさ中にいると思います。


産ぶ声がないということが何を意味するのか、これからどんな未来が待っているのか、幼稚で無知だった私には分からず、放心状態の中ただただ赤ちゃんの無事を祈るばかりでしたね。





すぐに大きな病院に搬送されていった、一目見ただけなのに信じられないくらい愛おしいその赤ちゃん。


先日、十歳になりました。


"伊吹"という名前をつけてくれてありがとう。






錯乱状態の中、長い時間をかけて一つ一つの出来事を受け入れていく作業はとても大変で、苦しいと思う。


何が正解なのか分からず、誰の言葉も受け入れられず…


だけど、どうか踏ん張ってほしい。






NICUに届けるための夜中の搾乳、あれは今思い出しても本当に辛かった。


それだけがこの子にしてあげられる唯一のことだからと、何かに取り憑かれたような七ヶ月間。


母乳の免疫が当時の伊吹にとって何より大切だったのは分かるけど、あんなに心を擦り減らしてしまうくらいなら、もっと早くにやめたってよかったと思う。


母乳推進の病院だから引き止められると思うけど、お母さんは自分だから、言われるがままでなくしっかりと意思を持ち取捨選択をしてほしい。






周りの人達に支えられ、少しずつ前を向いて歩き始めていくけど、想像以上に大変なこと、辛いことが沢山あります。


この子の命を守れるのか、育てていけるのか…


だけど出来る出来ないじゃなく、やるしかない。


大丈夫、伊吹が隣にいてくれる限りずっと頑張れる。






これからの人生、自分の楽しみは全て捨てないといけないんだと思っていたけど、全然そんなことなかったよ。


好きなことを少しずつ取り戻していくし、十年経った今は、当時の私よりずっと多趣味!


苦しくて少し距離を置いてしまった友達とも、あんたは誠実だからしばらくすると昔のような関係に戻れるよ。


さらに大切な人達が沢山増える。






そういえば、産科でよくしてくれた助産師さん、8年後くらいに違う病院で師長さんとして再会するよ!


他にも一人一人ここに書き連ねたいくらい、ずっとそのご縁が続きます。


これから出逢う沢山の人の温かい言葉、考えに触れて、私は変わっていくし、それは何にも代え難い人生の宝物になる。


綺麗事ばかり並べるなと今はまだ受け入れられないかもしれないけど、そのうちきっと分かるから大丈夫。


だからどうか、周りの人達への感謝と尊敬の気持ちを忘れずに。






あなたがずっと眠ったままだと思っている伊吹は、実はちゃんと起きているときと寝ているときがあって、いろんな事をよく感じ取っています。


当時の私の心理的、技量的に気付けなかったのか、はたまた当時の伊吹がまだその発達段階にいなかったのか、それはよく分からないけど。


伊吹の呼吸音の間隔、浅深、ほんの些細な表情。


一つたりとも見逃さず、ゆっくりでいいから信頼関係を築いてね。








泣いたって落ち込んだって状況が変わるわけじゃないからと、あほの一つ覚えのようにいつも言っているけど、それは本当の強さじゃないよ。


泣きたいときは泣けばいい。


でもこれはまだまだ今も修行中。






十年前の私、本当にありがとう。


あなたのおかげで今とても幸せです。






大好きな伊吹へ


生まれてきてくれて本当にありがとう。


伊吹に伝えたいことが山程あって、それを今日もこうして伝えられることにとても感謝しています。








10才のお誕生日おめでとう♡