私が最も幸せを感じる瞬間は、伊吹の感情を読み取れたとき。


ただ話しかけるよりもずっと伝わりやすいと思うから、いつも伊吹の頬っぺたに私の唇を当てながら話しかけている。





すると フーーーー と呼吸器の吸気時間が増えて、小さく口元を動かし何やら一生懸命伝えてくれるのです。


百発百中という訳ではないけど、打率はおそらく7割以上と高確率。


残りの3割くらいは、ボーッとしていて、あ、今は伝わってないかもなぁと感じるときも。





伊吹が口元を小さく動かしながらリアクションをくれると、私はいつも


「そっかそっかぁ、ありがとう。ママの方がいぶちゃんのこと大好きやで。」


と答えるのですが、冷静に考えてみれば文脈も何もあったもんじゃない。


だけどいつも伊吹からの愛情が伝わってくるから、勝手に受け取りそう答えている。





伊吹の感情にどれだけの発達があるのかは分からない。


0歳の赤ちゃん程度かもしれないし、


伊吹のことを全く知らず、たまたま診察してくれることになったドクター(例えば当直医さんとか)は、伊吹の感情を"無"前提で話すことも珍しくない。


私は希望的観測を除いても、1歳半くらい、もしくはそれ以上の心の発達があるのでは?と思っている。


もちろん確証はないけど、弟たちがちょうどそのくらいの年齢だった頃、あ、多分いぶちゃんを追い抜いた…!と母の勘のようなものが何度か動いたから。


だけど小4女子の年齢相当に、いろんなことを分かっている可能性がゼロだと証明できる人も、この世の中には一人もいない。






もう何年も前のことだけど、同じようなお母さんからメッセージをいただいた。


この子は何も分かってないんじゃないかと思うと、話しかけるのも無意味だと思ってしまって辛い。


たしかそんな内容だったと思う。





そのお母さんの気持ちを否定なんて絶対にしたくないし、むしろ同じ境遇の誰もが似たような道を通るんじゃないかとも思う。





だけど語弊を恐れずに言うと、伊吹の発達が0歳だろうが、小4女子の年齢相当だろうが、


どこかのドクターがそう言うようにたとえ"無"だったとしても、


私にとってそんな事はもはや関係ない、という極論に辿り着いた。






伊吹は伊吹であり、どんな状況であっても、私がする事は何も変わらない。


毎朝おはようを言いたいし、大好きだと伝えたい。


綺麗な景色があれば、一緒に見たいなぁと思う。


自分の分もフルーツをあげたいし、せっかくなら可愛い服を選びたい、サンリオのボンドロだって手に入れたい。


何も関係ない。





そりゃあ、クリスマスは気合い入れるよ🎄





 



いぶちゃんには、小麦・卵不使用のショートケーキ。(シャトレーゼ 🍰)







毎度毎度、伊吹へのプレゼントは難易度が高すぎるけど、そんな悩みも有り難いものですね。






12月前半、インフルエンザで一家全滅かと思いきや、伊吹だけただ一人元気に過ごしてくれました。(主治医がすぐに予防内服を処方してくれて、何とか乗り切れました。過酷すぎた十日間…)


もう本当に、平凡な毎日が一番!!


皆さまもよいお年をお迎えください🐎












10月28日


伊吹が十歳の誕生日を迎えました。





自分にとってアメブロは、生後すぐの心が壊れそうだった頃から今までを支え続けてくれた大切な場所。


本当はお誕生日当日に更新したかったのですが、どんな言葉を紡いでもこの気持ちを表しきれなくて、なかなか書く気持ちになりませんでした。





だけど伊吹が生まれた頃からずっと成長を見守ってくれている方々がいてくれるから、やっぱり今のこの気持ちを残しておきたいと思います。










十年前の私へ


麻酔が効くのを待っていられなかった緊急帝王切開、気を失いそうなほどの痛みで、泣き叫び狂う声の中で生まれてきた赤ちゃんは産ぶ声がなく、絶望のさ中にいると思います。


産ぶ声がないということが何を意味するのか、これからどんな未来が待っているのか、幼稚で無知だった私には分からず、放心状態の中ただただ赤ちゃんの無事を祈るばかりでしたね。





すぐに大きな病院に搬送されていった、一目見ただけなのに信じられないくらい愛おしいその赤ちゃん。


先日、十歳になりました。


"伊吹"という名前をつけてくれてありがとう。






錯乱状態の中、長い時間をかけて一つ一つの出来事を受け入れていく作業はとても大変で、苦しいと思う。


何が正解なのか分からず、誰の言葉も受け入れられず…


だけど、どうか踏ん張ってほしい。






NICUに届けるための夜中の搾乳、あれは今思い出しても本当に辛かった。


それだけがこの子にしてあげられる唯一のことだからと、何かに取り憑かれたような七ヶ月間。


母乳の免疫が当時の伊吹にとって何より大切だったのは分かるけど、あんなに心を擦り減らしてしまうくらいなら、もっと早くにやめたってよかったと思う。


母乳推進の病院だから引き止められると思うけど、お母さんは自分だから、言われるがままでなくしっかりと意思を持ち取捨選択をしてほしい。






周りの人達に支えられ、少しずつ前を向いて歩き始めていくけど、想像以上に大変なこと、辛いことが沢山あります。


この子の命を守れるのか、育てていけるのか…


だけど出来る出来ないじゃなく、やるしかない。


大丈夫、伊吹が隣にいてくれる限りずっと頑張れる。






これからの人生、自分の楽しみは全て捨てないといけないんだと思っていたけど、全然そんなことなかったよ。


好きなことを少しずつ取り戻していくし、十年経った今は、当時の私よりずっと多趣味!


苦しくて少し距離を置いてしまった友達とも、あんたは誠実だからしばらくすると昔のような関係に戻れるよ。


さらに大切な人達が沢山増える。






そういえば、産科でよくしてくれた助産師さん、8年後くらいに違う病院で師長さんとして再会するよ!


他にも一人一人ここに書き連ねたいくらい、ずっとそのご縁が続きます。


これから出逢う沢山の人の温かい言葉、考えに触れて、私は変わっていくし、それは何にも代え難い人生の宝物になる。


綺麗事ばかり並べるなと今はまだ受け入れられないかもしれないけど、そのうちきっと分かるから大丈夫。


だからどうか、周りの人達への感謝と尊敬の気持ちを忘れずに。






あなたがずっと眠ったままだと思っている伊吹は、実はちゃんと起きているときと寝ているときがあって、いろんな事をよく感じ取っています。


当時の私の心理的、技量的に気付けなかったのか、はたまた当時の伊吹がまだその発達段階にいなかったのか、それはよく分からないけど。


伊吹の呼吸音の間隔、浅深、ほんの些細な表情。


一つたりとも見逃さず、ゆっくりでいいから信頼関係を築いてね。








泣いたって落ち込んだって状況が変わるわけじゃないからと、あほの一つ覚えのようにいつも言っているけど、それは本当の強さじゃないよ。


泣きたいときは泣けばいい。


でもこれはまだまだ今も修行中。






十年前の私、本当にありがとう。


あなたのおかげで今とても幸せです。






大好きな伊吹へ


生まれてきてくれて本当にありがとう。


伊吹に伝えたいことが山程あって、それを今日もこうして伝えられることにとても感謝しています。








10才のお誕生日おめでとう♡







ご無沙汰しています🌻


伊吹は変わらず元気に過ごしています。





訪問関係はもちろんのこと、子ども達3人分のスケジュールをこなすだけで毎日精一杯で、アメブロを開く時間もありませんでした。


instagramは更新率高めなので、よかったらフォローしてもらえるとうれしいです♡


@thebake1028







秋には10歳になる伊吹。


私も母になって10年が経とうとしています。






弟達も生まれ、10年間必死に子育てをしている内に、子ども達が自分の全てになり、自分が何をしたくて何が好きなのかを忘れかけていました。


30歳になる頃、このままではいけないと焦燥感にかられ、年月をかけて菓子製造許可を取得し、個人事業主になり、少しは夢に近付いたけど…


そもそもは子どもの誕生日に世界に一つだけのケーキでお祝いしたい、そこから始まったことで、やはりきっかけは子ども達です。






自分だけの楽しみって何だろう。


夜にゆっくりとドラマを見ること?


新しい食器を買うこと?


パンやケーキを焼くこと?


…全て家で完結できる事ばかり。


そりゃ筋金入りの独り好きだけども。






独身時代は、年に一回海外旅行をして、中型免許を取得してバイクに乗り回し、アウトドア派とまではいかないけど、そこそこアクティブではあったはず。


この10年で随分とインドアになったなぁと思うけど、きっとそうならざるを得なかっただけ。


伊吹の尊い命を守るため、それが当たり前なんだと言い聞かせて。






この10年間、時間もお金も自分の為ではなく、子ども達に注ぎたかったし、それは嫌々ではなく本心から望んでそうしていました。


伊吹とはやっぱり一心同体のような感覚だったし、レスパイトを利用する時は、弟達にめいっぱい楽しんでほしいから、一人だけで出掛けたいなんて思った事もなかったし。






…そんな私がついにこの間、初めて一人旅をしてきました。


推しのライブ遠征で🩵






これまでにも推しはいたにはいたけど、実際に遠征するまでの気力はなく…


だけど今回はガチです!


末っ子も小学校に上がり、弟達にほんの少しだけ手がかからなくなったのも大きいかな。






伊吹が生まれてから生後半年くらい経った頃にやっと、


あぁ、そういえば私こんな服やこんな音楽が好きだったんだ。と少しずつ自分の好きなものを思い出していったような感覚があったけど、


本当の意味で完全に取り戻せるまで10年。


伊吹に対して罪悪感を抱くことなく、楽しんで何が悪いんだ?と、母業を一旦サッパリと忘れ、一人っきりで心の底から楽しめるようになるまで、丸10年かかりました。


これは私にとっての大きな成長です。







この10年を長いと思うか短いと思うかは人それぞれ。


伊吹のようにスペシャルニーズのある子に限らず、子育てをしていたらきっとみんな多かれ少なかれ、いろいろ大変よね。






私がいきいきと毎日を楽しんでいたら、伊吹にもそれは必ず伝わるし、


もし私が伊吹なら、やっぱり自分のお母さんには笑顔で幸せでいてほしい。







ちなみにこれは7歳の長男とのやり取り。





この おはようさん が長男からではなく夫からだとすぐに気付き、一瞬で真顔に戻りました。






あー楽しかった!!


また頑張れる。








自宅の裏に畑を貸してもらえることになり、

5月に植えたヒマワリが満開です🌻


小玉スイカ、トマト、きゅうり、

秋にはサツマイモも収穫予定!