4月から新生活が始まり3ヶ月が経とうとしているなんて…!


伊吹は半袖からモチモチの腕を放り出しながら、毎日元気に過ごしています。


ピクリとも体調を崩さない鉄壁いぶちゃん。


もはや家族の中で一番強い。






三人育児に加えて医療的ケア、訪問教育、訪問入浴、訪問リハビリ、ありがたいことに仕事も忙しく、PTA関係、下の子の習い事などなど


毎日目の回る忙しさで一ヶ月があっという間です。


伊吹はもちろん夜中もケアが必要なわけで(水分補給や体位変換、吸引、必要であればオムツ交換など)


もう8年近くこの生活なので、気が狂いそうなほど大変という訳ではないけど、常に身体が重いし眠たい 魂が抜ける


毎日20分くらい昼寝をして、手を抜けるところは手抜きしまくって乗り切っています。







それでは今さらすぎるハイライト。


毎年5月には伊吹と鯉のぼりを見にお出かけをしていたのですが、今年はスケジュール的に難しく、ついにお家に鯉のぼりを迎えることに。


5匹の真ん中の鯉がオレンジや紫など女の子っぽいものを探していたのですが、なかなか見つからなくて…


ま、令和のこの時代、男の子も女の子もないっしょ!とこちらを選びました。






いぶ鯉ブルー、かわいくてお気に入り。








こどもの日のお祝いは写真だけで省略させてもらうとして(ちらし寿司今までで一番おいしく出来てうれしい!)






5月は運動会がありました。




早いものでもう3年生、小学部の中では真ん中の学年になりました。


1年生のときはブカブカだった水色の学校Tシャツも、段々と様になってきたんじゃない?




最近いぶちゃんにはアームカバーが使えることに気付いて、カワイイものを収集中。



運動会って格好じゃなくない?とばぁばに突っ込まれたけど、バギーなので全く問題ありません!







大きなBGM、体育館の振動、大勢の気配。



普段と違うということをしっかりと分かっていて、薄っすらと目を開けながら終始起きている様子でした。



意識と体力の持続が年々upしている気がする。







そしてもう一つ大きな成長が!



1〜2年生のときは、全ての競技にパパが付き添い、バギーを押していました。



申し出た訳でも学校からお願いされた訳でもないけど、箱入り娘すぎてやっぱり離れられなくて。



だけど今年は自然な流れで先生にお任せする形になり、私たち家族は離れた応援席から見守ることになりました。







いつもそんなにベッタリ隣にいなくても大丈夫だよ



と伊吹の後ろ姿に言われているようで、頼もしいような、寂しいような。



だけどやっぱり成長がうれしかったです。









PTA競技のリレーで次男をぶら下げて全力疾走するパパと、ポンポンをもって応援するいぶちゃん。







よく頑張ったね。おつかれさまでした。









強火イブ担のじいじは、年に数回、県外の伊吹山へとバイクを飛ばします。



特に山が好きなわけじゃないけど、その名前に惹かれて、伊吹山から力をもらいリフレッシュできるらしい。






そんな推し活でおみやげに買ってきてくれた伊吹山チュロス。





ぎゃーー!かわいい!!



3000円したとしても買う←






そんなわけで来月のいぶちゃんのレスパイトに合わせて、伊吹山へ行ってきます。



神様お願いどうか晴れて☀️









新年度、伊吹は3年生になりました。


ちゅ、中学年だと…?


あのいぶちゃんが!?






これは2年前の入学式。





私の中ではとても大きな節目で、今でも忘れられない一日です。



入学してからの2年間、いや生まれてから8年半、沢山の人たちに支えられながら3年生になることができたね。








訪問教育で秋に植えたチューリップが今年も綺麗に咲きました。





10日ほど遅れて赤も咲いた!





伊吹の植えたチューリップ、お義母さんがつくってくれた寄せ植え、束の間玄関が春爛漫になってうれしい。








そしてこの春から長男も新一年生になりました。





小学校生活が楽しい思い出で溢れますようにと願うばかり。



毎日笑って過ごしてくれたらそれだけで充分です🌸







今年は桜の開花が遅くて、天気予報もずっと雨マークが続いていたから、お花見は諦めかけていたのですが…



先週の水曜日、パパの仕事が少しだけ早く終わったとき、ちょうど雨も止んでいて。



よし、日暮れまでにソッコー着替えて移乗するよ!



と、熟練コンビの早技でいぶちゃんは訳も分からないままあれよあれよとバギーに乗せられ、あっという間に到着w



時刻は18時過ぎ、何とか間に合った。








青空の下の桜が一番好きですが、夕暮れの桜もすごく綺麗!








昼間とはまた違う光や風にあたり、唇をほんの小さく動かしながら、いぶちゃんは何を感じていたのでしょう。








後日、新一年生の長男と姪のランドセル撮影をしたときの桜。










やや満開を過ぎ、ちらほら散り始めもまた美しい〜。








「いぶちゃんにも明るいときの桜見せてあげたかったなぁ」と長男。



ちょうどママも全く同じことを思っていたのよ。



よし、そうとなれば昼からもまたお花見に行こう!



本当は午後から入学関係の準備や、家のことが山積みだったけど、一緒に見る桜は何ものにも代えられないし。







そんな訳でお花見ハシゴをすることになり、3年生のいぶちゃんもちゃっかりランドセルを持っていきましたw








秋には伊吹とイチョウを見にきた広場。



広場の上がぐるりと堤防になっているので、桜の位置が低くてバギーっ子には有り難い。



きっと昔の私なら、桜が低いとか高いとかそんな事にも気付かなかったと思う。





ランドセルのこのシャカシャカキーホルダー、2年生のときに授業で先生と一緒に作ったもので、可愛くてお気に入りです。









今年も一緒に桜を見ることができた。



うれしくて2秒泣いた。





薄ぴんく色のお肌に、桜がとってもよく似合うねぇ🌸(異論は認める)



どうか3年生の毎日も、元気に穏やかに、そして少しでも多くの幸せを感じながら過ごせますように。








別れの季節でもある3月。


大変お世話になったショートステイ先の主治医とソーシャルワーカーさんが、この春から新たな環境に身を置かれます。


伊吹にとってはお二人とも欠かせない存在だったため、本当に寂しい。






伊吹がお世話になったのはもちろんですが、私も沢山のことを教わりました。


先生からは"合理的な考え方"を、


ソーシャルワーカーさんからは"建設的な考え方"を。






合理的というと、現実的で無駄がない、感情に捉われないというイメージがあるかもしれませんが、決して冷たい訳ではありません。


ドクターという職業柄、合理的な先生は非常に多いけれど、いつも謙虚で丁寧に言葉を選び、家族に寄り添ってくれる先生でした。


重心児の子育てはきっと圧倒的に少数派で、家に籠っていると社会から隔離されたような気持ちになったり、社会の常識とズレが出来ていないだろうかと不安になることもあります。






数が多ければえらい訳じゃないし、正しい訳でもないけど、社会的少数に振り分けられた当事者は多少なりとも生き辛さを抱えて生きている。


少数とか多数とか知ったこっちゃねー!って生きられればいいけど、現実問題やっぱりね。






そんな中感情に振り回されてばかりいると、大事なことを見逃してしまうし、上手くいくことも上手くいかなくて。


主治医はいつも冷静で、当たり前だけど客観的で。


なぜ?どうして?と感情的になればなるほど、物事がうまく進んでいかない毎日の中で、


合理的のごの字もなかった当時20代半ばの私は、とても大きな影響を受けました。


愛する我が子だからこそ、着実に物事を進めていくには、冷静になり客観視することも大切なんだなぁ。


もう充分にキャリアを積まれた先生なのに、新たな分野のため新天地でまた一から勉強をされるとのことで、ただただ頭が下がります。




 


ソーシャルワーカーさんも主治医と同じショートステイ先のスタッフさんで、出会ってから8年間、本当にお世話になりました。


私自身が人に気を遣いすぎてしまう部分があり、日頃から直したいと思っているのですが


なぜだかあまり気を遣わずにフランクに接することができて、何でも腹を割って話せる間柄でした。






ショートステイ関連の調整はもちろん、在宅の困りごと、就学に関することなど…


そういえば犬も食わないような夫婦喧嘩の仲裁をしてくれたこともあったな🤣


どんなに小さな事もいつも解決に導いてくれて、解決が難しい問題に対しては、ちょうどいい落とし所を見つけてくれる、絶大な信頼感がありました。


ご本人は全く意識していないと思うけど、職業柄なのか、仕事以外の会話の端々からも、建設的な思考や言葉が染み付いていて。


これからもそのマインド?をひそかに吸収させてもらいたかったし、なぜだかずっとここに居てくれるものだと思っていました。






建設的というのはポジティブとはまた少し違って、全く暑くるしさや押し付けがましさがなく、だけど前向きで現実的で。


先ほどの主治医の合理的主義と通じるものがあります。






伊吹を育てていく上で、私が何よりも大切にしているのが"建設的"な気持ち。


沢山の人達が手を差し伸べてくれて、そのたびに大きな影響を受けながら、少しずつ前に進むことができました。





最後にお二人にお礼のお手紙を渡したかったのですが、


字も下手くそだし、そもそも異性に手紙ってちょっと重くない?😂といろいろ悩んで結局渡せませんでした。


口下手なので、伝えたいことの10分の1も伝えられず…


だけどもう長いお付き合いなので、きっと感謝の気持ちは伝わっているはず!(だと思いたい)






さよならを言うのがこんなにも辛い相手がいるなんて、僕はなんて幸せなんだろう


とくまのプーさんも言っていた🤔


またいつかお会いできる日を楽しみに、その日まで伊吹と共に頑張ろう。