「これがなきゃ始まらない」というのはまさにそうで、この「生漆」(きうるし)が漆作業の源であります。
空気に触れたところから硬化が始まるので
こんなマーブル模様が出来上がるのです
「生漆」というのは、漆の木から採取した後、撹拌しながら余分な水分を取り除く「くろめ」という作業を経て出来る漆であります。一般の方が最も良く目にする朱や黒の漆や、数々の色漆のベースとなる漆でもあり、混ぜもののない純粋な漆とも言えるでしょう。
仕上げした木地に最初にたっぷりと吸わせてやるのも、この生漆。
いつも4kgの樽で仕入れるのですが、このままではどうしたって使いにくい。
で、飯茶くらいの陶器のお椀に小分けしておくわけであります。
忙しい時にこの小分けしたお椀の生漆がなくなってしまうと、「ガーン」って感じ。
この作業、地味ながらけっこうめんどうなのであります。
でも、なんってたって全ての源の生漆。
せっせと小分けにして作業開始!追い込み続行!
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