ちょっと前に盆木地のこと について書きましたが、その続きでございます。
通常は、と言いますか出来ることなら、「生木」の間に荒挽きをしてしまいたいのですが、
何分、一馬力なもので。
割れてしまう心配のないものはちょっと後回しになってしまいます。
ろくろで回すと水滴が飛んで来る程に水分を含んでいる「生木」で荒挽きをすると、木地が柔らかいので挽くのはずいぶん楽ですし、太いかんな屑がにょろにょろと出ます。
乾燥するに従い、木地は固くしまってきますので、その分労力も増してしまいます。
この盆木地もやや乾燥が進んでいましたので、その分かんな屑もやや細め。
出来上がった荒挽きは、生木の場合には約半年何もせず「置いとく」のです。
ろくろ場上の木地乾燥置き場はごちゃごちゃ
今回は「半乾き」の状態なので、1~2か月置いてみて乾燥度を測ってみます。
十分に乾燥が進んでいれば、お次は「中挽き」にかかります。
生木から木地を仕上げるまではざっと1年程かかりますが、そのほとんどがただ「置いとく」だけなのです。
これから、せっせとその木地の準備をするシーズンに入ります。
さてさて、金曜からは「太田川クラフトフェスタ 」ですよぉ!