漆のうつわというのは、生きていく上で必ずしも必要なものではないです。
節約が叫ばれる今、この業界は今後は更に厳しくなるんだろうな。。。
と漠然と考えていた矢先、
昨年の「工房からの風
」からのご縁となる埼玉のギャラリー「日々
」さんからお椀の注文を頂きました。
注文頂いた筋目椀。定番で作っているお椀で直径は12cm。
そんなことで、その時ちょっと後ろ向きになっていたhideにとっては、嬉しくもあり意外でもありました。
なんでも、ご注文のお客様曰く、
「あんな震災のあとだからこそ、何気ない普段の生活こそ大切にしたい」
とのこと。
なんと素晴らしい言葉なんでしょう。
ここ広島では、震災の影響を受けることなくいつもと変わらない毎日を送ることができます。
そんな当たり前の日常こそが幸せの証なのですね。
さあ、新年度もスタートしました。
気持ちを新たに、がんがんいいものつくっていきますよー!