離婚のはなしをする前に
少しわたしの経歴を

わたしは東京の郊外の、のどかな街で
自営業の父と専業主婦の母の間にうまれた

高校から大学までは女子高、女子大に通い
何不自由なく楽しく学校生活を送り
合コンに明け暮れる日々

大学卒業後は、誰でも知ってるフランスの超高級ブランドの日本支社に就職し
銀座で働いていた

わたしの交際範囲は広がりに広がり
このときの飲み友達の男性たちは
びっくりするようなハイクラスになっていた

医者、弁護士、陸上選手、テレビ局、一流商社マン、広告代理店、IT社長、一流芸人、…

お財布なんていらなくて、タクシー代までもらう日々

そう。十数年前、わたしはキラキラ女子だったのだ

あの頃は、これが永遠に続くんだと思っていた

私はハイクラスな男性に選ばれし女なのだ
このなかで、適当なお金持ちの人と結婚するんだろうな

そうして、都心の高層マンションで
オシャレなエプロンをして毎日笑顔で主人の帰りを待つ
かわいい奥さんでもすればいいな
わたしはぼんやりそう考えていた

あぁ、文字にしてみるとすごく嫌な女…
それが私なのだ

まぁお察しのとおり、
そんなにうまく人生はいかないわけで…