娘から色々聞いて、どうやら家族葬なのかな、と。
供花の事を聞いても、娘はよく分からないらしく
「任せてきた」と。
久しぶりに会った義母は
安らかな顔で目をつぶっていました。
そして対面をすまし
落ち着いてから周りを見てビックリ!
私以外の供花がズラリ。
娘の名前のはありました。
「ああ、そういう事ね。」
私が直接義妹に連絡して、
頼めば済むことだったかもしれないが
義母の死さえ教えてくれなかったのに
そんな事できはしない。
お経が終わり、
義妹が、私以外の人に
「食事をしていってください」と声をかけた。
が、娘夫婦と主人の従弟が「帰ります」と言うと
やはり私以外には折り詰めを渡す。
まるで私はいない人。
姉曰く
「まるでドラマみたいなイジメだね。」
義妹だけでなく、
その家族全員がそういう態度なのを見て
「籠池ファミリーみたいに結束が固いんだな」と
妙に感心してしまった。
誰一人として
「そんな陰湿なこと止めなよ。」とは言わないんだ。
でももうあとは次の日の葬儀だけ。
この一日さえ耐えれば済むことなんだ、と
怒りを抑えて斎場を後にした。
