のーばいく、のーらいふ。 -8ページ目

リハビリツーリング

悪夢のもてぎから1ヵ月半。


まだ完治とはなりませんが、ようやく傷も癒えてきました。


怪我をしてからというもの、天気が良くて最高に気持ちがいいであろう5月を全くバイクに乗れずにモヤモヤしていました。ブログやらFacebookやらTwitterやら、皆さん楽しそうに走り回っている姿が、ただただ羨ましく、羨ましく、羨ましく、腹立たしく(笑)


そうしてようやくバイクに乗れそうな気がする程になったので、リハビリがてら走ってみることにしました。


5/24(火)、仕事を終えて帰宅したらそのままバイクに跨ります。久しぶりのツーリング、何日も前からこの日を楽しみにしていました。


うしし。


行先は、みなとみらい横浜。


昨年のビーナスツーリング で知り合ったイケメン美容師「鋏さん 」と現地で待ち合わせです。


千葉から横浜まで、首都高湾岸線をひらすら一直線。しかし、楽しみにしていた思いとは裏腹に、予想以上に怖かった(笑)。転んだのがサーキットとはいえ、慣れるのにはまだまだ時間が必要そうです(´_`。)


さて、今回横浜にやってきた目的は写真撮影。互いに一眼レフを持ち寄り、自分のバイクにうっとりしながら、それを撮影する。自己満足の極みです(笑)


無事に鋏さんと合流して、積もる話もそこそこに、目的であるバイク撮影へと入ります。


ではご覧下さい。スタート!!


<撮影データ カメラ:PENTAX K-30、F値:4.5、ISO:3200、シャッタースピード:1/20秒>


夜間撮影の場合、最も苦労するのは光の取り込み。ようするにどうしても写真が暗くなります。コンデジ等で撮影した場合、致し方なくフラッシュを使用しますが、そうすると夜間らしい淡い光はどうしても出せません。


しかしそこは流石の一眼レフカメラ。設定次第でかなりの幅で光をコントロール出来ます。


<撮影データ F値:4.5、ISO:3200、シャッタースピード:1/4秒>


今回の写真は技術練習の為に、AF以外(F値、ISO、シャッタースピード)を全てマニュアルにて撮影しています。昨今のカメラはオートがとても優秀ですが、出したい色や明るさの調節はやはり自分でやらなくてはなりません。


バイクで例えるならばギアチェンジと同じでしょうか。狙った回転数でクラッチ・スロットル・チェンジペダルを操作し、ピタっと合わせる。シフトダウン、シフトアップは勿論、バックトルクを逃がす為に半クラ入れてみたり・・・


オートマならば絶対にないであろう、必要とされる技術とそこにある達成感。バイクもカメラも機械と人の介入バランスをコントロールする魅力に溢れています。


<最高の1枚の為ならば、自分がどうなろうと構わない鋏さん(笑)>


鋏さんの彼女はCBR954RR。同じ赤黒コンビで並べて撮影しても色合いが馴染んでくれます。

バイクの配置を細かく変えては撮影し、カメラの設定をいじくり回しては撮影し、あーでもない、こーでもない、と互いに独り言なのか話しかけているのかも分からない発言が続きます。


「う~ん・・・」

「ちょっと違う・・・」

「角度が・・・」

「明るさが・・・」

「惜しい・・・」

「違う・・・」

「そうじゃない・・・」

「きたー!!」


なんて感じにやっていました(笑)


デジタルカメラとは素人にとっては本当にありがたく、撮影しては消し、設定を変えてまた撮影をしては消し、また設定を変えて・・・と繰り返し練習が出来ます。フィルムカメラならば大変な結果を招きます。


<撮影データ F値:11、ISO:12800、シャッタースピード:1秒>


さて、上の写真は失敗作ですが、自省の念を込めて敢えて解説してみます。


ロケーションは公園内にあるブルーライトに囲まれた場所で、非常に暗く光量の確保が困難でした。課題の明るさは何とか確保出来ていますが、全体的に写真が粗くザラついます。(手ブレでピントもズレていますが、そこは置いといて下さいませ。。。)


こうなる原因は「ISO」を12800という非常に高い数値に設定した事にあります。

ISOとは電気的に強制して明るさを変えられる便利な機能ですが、あまりに高すぎると写真自体にノイズが発生し、このように粒子が粗くなるような結果を招きます。


カメラによりノイズコントロール性能も異なりますので、適正設定値はそれぞれですが、これを解決するには、ISO値を下げシャッタースピードで合わせてあげるのが単純な解決方法。例えばISO3200、シャッタースピード2秒、とかね。


シャッタースピードを長くすると今度は手ブレが発生しますので、三脚が必要になってきます。

が、未だに私は三脚を購入してなく、この反省を生かす為にも必ず購入しようと決意しました。


夜間撮影では如何にして光のコントロールを行うべきか、改めて考えさせられるのでした。


<撮影データ F値:4、ISO3200、シャッタースピード:1/3秒>


月も出て、5月の夜とは思えない暖かい夜でしたが、撮影するには最高の天候に恵まれました。

心地良い海風に当たりながら、お互いに意見交換をして大好きなバイクを撮影し、切り取った写真に一喜一憂する。


カメラが加わる事で、走らずとも楽しく幸せな時間が過ごせるのだと、新しいバイクとの付き合い方を発見した素敵な夜でした。


いつもブログで掲載する写真はトリミングやら明るさ変更等々、PC加工やりまくりですが、今回は撮影データそのままを掲載してみました。決して思い通りではなくても、カメラが切り取ったそのままの姿であるという事が、写真との正直な向き合い方なのかもしれません。


これからも精進して参ります。


楽しかったからまた行こーっと♪(笑)



オツカレサマでした・・・ヾ( ´ー`)