茨城ファーム
スイカ収穫始動
2024/7/24
・広い畑があれば勿論のこと、市民農園など狭い畑や、プランターであってもスイカは育てられます😆
・広い畑が無くても、スイカは作れる❗
スイカ栽培のポイント(家庭菜園)
①定植する苗の大きさ
◼️ある程度(親ヅルの葉が5枚以上が目安)苗が育って茎が太くなってから定植を❗
[解説]
→種の直撒き栽培ももちろん可能ですが、発芽率のことを考慮すれば、ポット芽出し、育苗したほうが、限られた畑の面積をロスなく最大限に有効活用できます🌿
→ホームセンターで苗を購入する場合でも、茎が太くなるまで育苗してから定植したほうが、『ウリハムシ』など害虫による食害での枯れを未然防止できます🐛
【9号ポットで育苗の様子】
・せっかくの芽出し成功も、育苗初期段階で失敗する主な原因は、
①アブラムシ被害による枯れ(葉がチリチリしてたら大体、葉の裏側にアブラムシ付いてます)。
②ウリハムシなど害虫による食害による枯れ。
③水はけ悪く「根腐れ」による枯れ。
何れかに分類されるかと思います。
[対策]
①アブラムシ駆除。
・市販の防虫スプレー噴霧か、徹底的に無農薬にこだわるなら薄めた牛乳を噴霧することでも駆除ができます(牛乳が乾く際にアブラムシ全体をコーティングして窒息死させる)。「ニーム油」の噴霧も効果的です。
②ウリハムシは無農薬での駆除が困難。
・苗や葉が食害にあっても、それを上回る勢いで成長するようになってから畑に定植する、に尽きます❗
・特に家庭菜園で、休日しか畑に行けない方で、ホームセンターで購入した苗をすぐに定植して、翌週見に行ったら全滅してた😱経験ある方おられませんでしょうか❓️
→ウリハムシによる食害で間違いないでしょう(私も毎年のように経験あります)。土の問題ではないと思います。
[茨城ファームの推奨方法]
・親ヅルに葉が5枚以上、茎が十分太くなってから(ウリハムシにかじられても水分吸い上げ問題ない太さで、目安としては誘引ヒゲの出現が確認できてから)、ポットで親ヅル摘芯を済ませて定植することをオススメします❗
→そうすることで、ウリハムシ食害による枯れの被害を格段に軽減するとともに、親ヅル整枝・スイカの実をならせる子ヅルの成長を均一にすることが可能になります。
(畑に定植後は親ヅルが一気に成長しますので、たまの家庭菜園家の方は、ポット栽培のうちに親ヅル摘芯を済ませた方が、後々の親子ツル管理が楽です😊)
【ツルの成育方向が一方向に統一】
・長ネギと一緒に植えると(コンパニオンプランツ)、「ツル割れ」予防効果が期待できます🤗
【一面のスイカ畑】
・二本仕立て(大玉スイカ)、四本仕立て(小玉スイカ)ともに畝間90cm、列間5m間隔で定植すると、孫ヅルの次々発生により画像のようにビッシリ、スイカの葉に覆われます。
②「鳥害」対策
・スイカ栽培あるある、鳥(カラス・ムクドリ)による食害は誰しも経験することです🐦️
・収穫間近になっての被害は本当にショック😵
・スイカ玉にクチバシ傷をつけられるだけでも生産者にはとっては商品価値の低下と死活問題。
...そこで、家庭菜園の方にオススメな防御策のご提案❗ズバリッ❗❗
「100円ショップざる防御」
・一般的に、ネットで覆う、「果実マット」を敷く方法がとられますが、下記理由からより『ざる防御』が優れています。
①玉直し不要(色ムラなく日が当たります)
②鳥はまず近づかない(罠に見える)
③水を排水する(スイカ表面が痛まない)
④コスパ最高(100均ショップで買えます)
⑤SDGs(果実マットは使い捨ての一方、繰り返し翌年も使える耐久性)
⑥収穫時ザルごと持ち運び運搬、収穫後の水洗いもしやすい
⑦畑でのざる汎用性(他の野菜収穫時にも使える)
⑧スイカ盗難の被害軽減(手塩にかけてるスイカはドロボー心情にも影響❓️)
⑨獣被害軽減(地域によってはイノシシ、ハクビシンなど)
⑩完璧ピンポイント防御(果実マットだけでは、鳥のひっかきキズは防ぎきれない)
・お悩みの方、是非試してみてください🤗
【ポイント補足】
・スイカの自然受粉(ミツバチなど)が期待できない環境で栽培される方は、人工受粉が欠かせません❗
→人工受粉は、
『遅くとも午前10時まで』に行わなければ意味がありませんのでご注意くださいませ🤗
・末尾に、スイカ栽培でお困りごとありましたら、何らかアドバイスできるかもしれません。コメントお待ちしてます😆🍉
【「茨城ファーム」YouTube動画より】