第一話 旅立ち、別れ、出会い
PATTERN1 取り残された狐の場合
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人だけの朝。あれから7日か。また1日が始まった。
起きるときには、もう慣れた。けど、何かが足りない朝。
この朝がいつまで続くんだろうか。
そろそろ狐も、先のことを考えられるようになってきたのだろうか。
行動範囲を広げて、森の中、草原と一日中散策するようになったのだ。
今まで行けなかった場所にも行けると思えばプラスに考えることができる。
ちょっと小さな冒険だと思って狐も歩んでいることだと思う。
「一寸先は闇」
そんな言葉がある。まさにあの狐をみて言っているようにしか思えない。
寝る前までは、周りにはたくさん知っている人たちがいた。けど、朝起きたら皆いない。
そんなことで、行動パターンも思考も自分の性格も変わってしまった。
そして、体力も、気力も奪ってしまった。
けれど、狐はそうは思っていないようだ。
慣れ、というものなのだろうか。1人でしかできないようなことを楽しむようになった。
時には、危険なところに行ってみて、ちょっとしたスリルを味わってきたり、
好きな時間に寝たり、起きたりなどなど、結構楽しんでいるようだ。
………………。お、何か狐が言っている。



