談話室で会話した時
妙に伯母ふじ子が
静かだった。
 
 
 
大好きな弟が入院し、
心配のあまり
お茶漬けしか喉通らない
2キロ痩せた
と言うほど沈んでたのに。
(たぶん盛ってる)
 
 
大好きな弟が
退院のめどが
ついたというのに。
 
 
 
軽トラの中で
「ふじ子どうした
元気なくない?疲れ?」
と聞いてみたらやはり
 
「息子に疲れた
右と言えば左、
左と言えば右って言う」
 
とこぼし始めた。
 
 
ふじ子は尽くすわりに
いじっぱりでマイペースだから
過保護に育てられた息子は
イライラを露骨に出す。
 
 
ふじ子へのイライラは
わからなくもないけど
寄り添うことを覚えた姪は
ノンストレスになった。
 
 
しかし息子というのは
「こうしてあげたい」
「こうだったらいいのに」
が先行していまだに怒り続けている。
 
 
無自覚のふじ子
なぜ怒られてるのかわからず
気をとがらせ空回りしゲッソリ。
 
でもこれは

今に始まったことでは

ないんだけど

父の入院で一時的に

一緒に行動することが増え

とうとう疲れが出てきた様子。

 
がんばれふじ子!
ゴールはもう少し!