What are u stop u r ?
あなたを引き止めるものはなに?
どうして一人に執着しているのだろう と 。
ふと気になったのだ。 捕らわれていた憐れな自分が、目下はっとしているのを見た。
この幻想を 幻の想像 と書くのは非常に趣がある。
私には稀に 自分の置かれた状況が 客観的に映像で見えることがある。
前から 後ろから 斜め右後ろから 天井から
そんな幻想が見える時は 非常に滑稽で 「 あれどうして私ここにいるの ?」と我に返って疑問を抱いたりする。
そして今日もこれが 見えたんだ。
未来にワクワクして飛び出した地元
新しい自分を探して飛び込んだ東京
知らない自分に会いたいだけで出てきた衝動
私にとって全てが美しく見えた世界は
永久に肉眼で見えたことはないのだ
いつだって 心からふわりと飛んでいって
外から にこにこ 笑ってて
どこか皮肉ったように たまに笑う私は
時に自分を非常に醜い生き物として
時に残酷な生き物とする
誰かが自分のものになれば良いとおもう
ものを壊して歩いても怒られなければとおもう
寂しさを抱えて死んだら美しいとおもう
孤独に押し潰されてほんとに死んだら滑稽だとおもう
手に入らないものを無理やり求めて
手に入ったことは 一度も ない のに 。
美しさ とは
存在しないから美しいのだろう
憧れとは
手に入らないから かがやいて見えるのだろう
ノスタルジックは
現実ではないから 滑稽なのだろう
この世に美しいものなどひとつもなくて
ほんとは大事にしないといけないものなんてないのだろうか?
それは ちがう と おもう 。
私が大切な人は この世に生きてて
私がすきな
絵を描いたり 文字を書いたり 原っぱを駆けたり 動物を抱いたり 雨の中で打たれたり 海に行って美しいなあと思ったり 大切な人といっしょに眠ったり こどもたちの力にならなければとおもう気持ちは
永遠に消えないと思うんだ
だから 生きているんだろう。
死んだらいけないんだろう 。
出会うべき人に 出会うべきタイミングで出会うのだろう 。
誰かを守らなければいけないのだろう 。
私たちは一生 美しさと現実の狭間で生きるのだろう。手に入らないものに苦しんで、苛立ち、醜さにも気付かず幾日か過ぎて、将来ああ馬鹿であったなと笑えるのだろう。美しいのは写真と映像の中だけで、人は豊かさを想うのだろう。文学に心酔して生ける華に情緒を感じて、まるで分かっていないと馬鹿を言いふらすのだろう。まるで私の様に。
目の前の美しさに手を伸ばして、手に入ったことなんか無いのに手を伸ばすことを辞めないのは私がまだ夢を見てるからだろうか?
手に入らないのに伸ばしてみないとわからないだろうと、当たり前の様にひとに云うんだろう。悲しいことも知りながら。
なのに分かっていても止めることができないのだ。
私は私が好きなのだ。
きっと何か私にしかできないことがあると思うのだ。目の前の困っている人を自分は幸せにできると思ってしまうのだ。
いつか自分の力不足に悩んで泣くんだろう。
自分がやった事は間違いだったのかと悩むだろう。
けど それも今は美しいと思うのだ。
私は自分の選択に自信があるのだ。
後悔する暇のないくらい前にどんどん道が出来るときを見たことがあるのだ。
そしてそれで笑ってくれる人を知っているのだ。
必ず 救ってやらなくてはと思う人がいるのだ。
毎日ハッピイに生きたいけど、毎日日が暮れる頃に死にたくなるし、ご飯をお腹いっぱい食べたいけど我慢しなきゃいけないし、毎日オシャレしたいけどトイレで鏡を見る度に幻滅してるし、すごい遊びたくても直前に行きたくなくなるし、誰かの幸せを見るとひどく落ち込むことがあるし、誰かに幸せになってほしくなる、わたしなんて可笑しいことだらけだ。
でも生きてる。今日の夜ご飯のことを考えてる。
死にたくなるのに 生きてることを幸せに思う
私はいまの生活が少しずつ 好きになれるといい
いつか大事なものを守れるように 世界を変えようとおもう
だから、雨のなか土砂降りでもへっちゃら 。
今夜は好きな人も 幸せに眠れますように 。
一周回って戻ってきたのが幸せならいいな
