バレンタイン前夜、女友達Gに呼び出される。
その夜は、バレンタインのためにお菓子作りをする予定だった。
悩んだのだけれど、傷心の彼女を気遣い、会いに行くことにした。
長年付き合った彼との破局を引きずっているから。
ちょっとだけなら、いいかって思って。
でも、変に同情するもんじゃないね。
なんか、もうこりごり。
会った早々から、
「バレンタインに、何で私が一人でいなきゃなんないの」
と、暗くて。
「あんたはそんな体型でも好きでいてくれる人がいるから、いいわね」
なんてことを言われ。
(他人に言われる程じゃないと思うんだけど)
さらには、
「男紹介して!」
って、な、感じ。
で、いろんな人に連絡をして、たまたま繋がったのが、彼の友達Kさん。
もともとGに紹介しようかと話していた人。
夜中、お茶をすることになり、必然的にGは私の家に泊まることに。
会ったのが21時だったから、そもそも終電が早いGは帰れなかった?
駐輪場に自転車を取りに行くと。
「あんた、もっといい自転車買えば、ママチャリって・・・」
(選んだの、弟なんですけど)
初めて部屋に上げると。
「こんな狭い部屋、落ち着くかも」
(えっと、一軒家なんですけど)
その後も、
わたしの思い出の品を見ながら、
「古いもの捨てたほうがいいよ、運なくなるよ」
彼の写真を見ながら、
「あんたって、デブ専なんだね」
なんか、むっちゃ感じ悪い。
悪気はないの?って、本当に疑問。
ただ、口が悪い、ってこと?
と、まぁ、予期せぬ流れの中、男女を引き合わせることに。
二人はどうやら意気投合。
お茶の途中で、夜勤中の彼から連絡が。
わたしの家に来るために、仕事を早く切り上げてくれた様子。
でも、Gがいるから、泊まれないね、と、不機嫌。
謝っても、いつも以上に何だか不機嫌。
電話をすると、限りなく超不機嫌。
その原因は、私が彼の友達に直接連絡を取ったことだった。
そこなの?と、思いつつも、何だか自己嫌悪。
また明日ね、と、約束して電話を切るが、最悪な気分は続く。
「あんたの彼、子供ね、昔の私みたい」
と、G。
もう、うんざり。
「不眠症で辛いの」
って、言ってたわりにガーゴー寝てるし。
私が眠れなかったよ。
ごはんが食べたいと言うから作れば、
「朝ごはん食べると、腹下すから、食べる習慣ないんだよね」
出来るだけ早く帰る、って言っていたのに、
「嵐のテレビ見たかったんだ」
と、居座るし。
本当、友達って何なんだろう、と、思った。
友達といて、こんなに嫌な気分になるもの?
昼になっても彼からの連絡はこないし、Gは帰らないし、私はお菓子や料理を作ることに。
チョコケーキと、2食分の料理が完成しても、彼からの連絡はない。
夕方。
諦めて、ジムに行くことにする。
途中、Gを駅まで送り、ようやく開放される。
ジムで、いつもの格闘技系エクササイズを受けようとすると、
「満員です」
しょうがなく、変わりに受けたレッスンは瞑想。
なんか、泣けてきた。
友達を気遣ったあげく、私のバレンタインは滅茶苦茶。
今回、Gに友達がいない理由が分かった気がした。
以前から、突然絶交メールを送り、1年後には普通に連絡をよこす感じだったけど。
口の悪さや、人を嫌な気分にさせる態度を注意したほうがいいのか。
黙って、距離を置いたほうがいいのか。
もう、疎遠になっていったほうがいいのか。
あ~、面倒くさい。
彼と会えたのは、バレンタイン終了2時間前。
もともとは、もっと早めに会えるはずだったから、何だか損した気分。
でも、その後はすごく楽しく過ごせたから、よしとするか。
彼に感謝。