韓国ドラマ「還魂」「ウ・ヨンウ」「私のおじさん」
超久々に韓国ドラマの感想(ネタバレあり)を書いてみようと思った。
「還魂」「ウ・ヨンウ」「私のおじさん」の3作品である。
あとで書き加えていくつもりでゆっくり完成させたい。
1.「還魂」
つい先日(8月28日)に最終話の放送があり、それを見て感想をのこしたいなという気持ちになったのだ。
このドラマ、もの凄く面白くて実に良くできた作品でした。ただし、それは最終話の一つ前の第19話まででした。
「水」に特別なパワーがあり、その水をコントロールする力を持つことが最も重要な世界におけるファンタジードラマである。水のパワーを扱うことを最も重要で根源的な原理である世界の中で、様々な特殊能力を身に着けた人々の生きざまを描いた作品である。
その世界観や登場人物についての解説は以下の優れたサイトにまとめられている。「還魂」を理解するためにはご一読を勧めたい。
韓国ドラマ「還魂」まとめ(ドラマ設定解説、相関図、登場人物紹介等) - euphoria (fulfillwish.com)
全20話のシーズン1だが、1~19話は、この世界の原理に一貫性のある整合性の取れた見事なストーリー展開をみせていた。素晴らしく面白い作品になっていた。
しかし、とても残念なことに、最終の20話でそれが破綻してしまったのだ。
つまらないドラマになる原因は様々で、例えば、登場人物の性格や人間性が変化する、特段の理由もなくあり得ない行動する、演じている役者が下手、進行や展開が遅くてテンポが悪い、ナレーションの解説が入らないとなんだか理解できない等々があるが、「ご都合主義の展開」がその一つの大きな要因となる。
第20話では。それまでの見事な整合性を維持してきた展開を「還魂 シーズン2」に繋げるためのご都合で、それまで維持してきた一貫性を見事に破壊してしまった。こうしたことは他の人気ドラマでも長く続けるために良くおこることでもあるが、「還魂」においてはシーズン2への橋渡しの為に、それまでの基本原理に背いたあり得ない、ご都合主義の展開にしてしまった故に、大変に残念な最終話になってしまった。
私は、それが故に、作品としての「還魂」の評価については、少なくとも現時点では、著しく評価を下げざるを得ないことになった。本当に残念である。
「還魂」の主人公はチャンウクとムドクの二人だが、基本的にはチャンウクの物語として描かれている。しかし、実はムドクが最重要人物であり、ムドクの物語として捉えられるストーリー展開であった。このムドク役のチョン・ソミンさんが素晴らしく良かった。見事です。
作品は主人公チャンウクの物語として進行しているが、実際のところはムドクが中心人物であることから、ムドクの物語として以下を記載してみる。
チュヨン(後のナクス)は、幼い頃に父が殺害された現場を目撃してしまい、家族の中で唯一の生き残りとなった。復讐のためにチンムの助けを得ながら最強の刺客に成長し、ナクス(落首)との異名を得ることになる。復讐先の一つは松林(ソンリム)という術士集団を率いる総帥パクジンだが、その戦いの中で窮地に陥る。そこで、近くにいた女性に還魂術をつかって魂の交換を試みるが、何故か身近にいた盲目の女性ムドクの中に魂が移ってしまう。ひ弱な体のムドクに移ってしまったことから、ナクスとしての最強のパワーが全く使えなくなってしまう。ただ、盲目だったムドクだが、ナクスの魂が入って目が見えるようになる。
ムドクは、実は4代名家の一つのチン家の長女ブヨンとして生まれたのだが、母のチンホギョンが妊娠中の体内で亡くなってしまう。それを悲しんだチンホギョンが、チャンガンに頼んで、チン家の鎮妖院に保管してあった「氷の石」(水の力の源)を使って生命を蘇らせて13カ月目で生まれることになる。ブヨンは生まれながらにして、神女とも言われるほどの歴史上でも最強のパワーを生まれ持っていたが、その後、チャンガンが湖に封印した「氷の石」を見つけるために、チン家鎮妖院の院長チンホギョンの異母弟チンムとチン家に婿入りしてきた義父ウタク(王妃と還魂して乗り移った巫女のチェ氏の弟)に利用されて、「氷の石」を見つけた。この氷の石を天に戻そうとした際に、それを阻止して氷の石を得ようとしたチンムに湖に突き落とされてしまう。
岸に流れ着いて一命はとりとめるが、記憶を失ってしまった。助けてくれた女性と暮らしながら、亡くなっていた孫娘の名ムドクの名をもらいサリ村で育った。その老女が亡くなり、借金のかたに妓楼(チソル楼)に売り飛ばされる途中で、ナクスの還魂術によって、ナクスの魂が入ることになる。
ムドクは妓楼でチャンウクと出会うが、チャンウクは一目で、ムドクの目の中の還魂による青い傷とムドクの動きから、ムドクはナクスであることを見抜き、師匠になってもらうために自身の侍女として買い受ける。チャンウクは既に12名の師匠に仕えたが、自分の力の封印をとけない師匠である12名の師匠を弟子のウク自ら破門していたことから、望みをナクスに託すことにしたのだった。
ムドクはチャウウクの侍女としてナクスの身を隠しながら、チャンウクの師匠として、封印されたチャンウクの力を鍛えつつ、ナクス自身のパワー回復を目指すことになる。その過程で訪れるチャンウクやムドクの様々なピンチの際には(還魂されそうになった時、還魂人に襲われた時、ムドクの意識がなくなった時等々)、ムドクに宿る神女ブヨンの魂が二人を救うことになる。
ところがである。20話では、巫女の邪術の呪いの鈴をチンムが鳴らすだけで、ムドクが100%コントロールされてしまい、チンム如きにナクスのパワーが一瞬にして戻されて、チンムに操られた刺客になってしまい、ウクを始めとして多くの人々を殺害してしまうのである。巫女の邪術の呪い、巫女のアイテムの鈴やチンムの力が、神女ブヨンの力をものともしないほど凄いものだったら、そもそもこの物語は成立していない(チンムはイ先生の足元にも及ばないほどであることも描かれている)。これはあまりにも安易なご都合主義の内容であって、ある意味白けてしまう。
還魂2を製作すること、ムドク役のチョンソミンさんはシーズン1しか契約していないことが、その背景になるとは思うが、1~19話までの見事な物語の展開が、最終の20話でぶち壊されてしまった。
残念である。本当に残念である。
2.「おかしな弁護士 ウ・ヨンウ」
今年の春から夏にかけてやってたドラマで、凄く面白かった。
アスペルガー症候群の天才弁護士ウ・ヨンウを演じるのは、パク・ウンビンさんだ。見事な演技で、素晴らしく可愛くて凄く応援したくウヨンウを演じた。もう名女優を確固たるものにしましたね。
パク・ウンビンさんを知ったのは「恋慕」というドラマです。女性だが、双子の世子が殺されてしまって、その身代わりになり、女性だけど王様になってしまうという設定だ。一言で言えば、まあこの時にパク・ウンビンさんに惚れちゃったということです。素敵でしたねー
それで、次の主演ドラマも見たいと思ってみたのがウヨンウである。民事法廷の法廷劇であり、ラブロマンスと自身の出生とのかかわりもからんで、面白いドラマでした。
パク・ウンビンさん、素敵です~
3.「マイディアミスター 私のおじさん」
2018年のドラマだが、昨年から今年にかけて、偶然にみた。面白かったですねー。近年、まれにみる傑作でした。
主演はIUことイ・ジウンで、ドラマの中の名前がイ・ジアンだった。劇中、このIUが笑顔を見せるのは、ドラマ中間点当たりの一瞬と最終話の一瞬だけである。前半の数話は特に暗いのだが(我慢が必要かも)、不幸な生い立ちのイジアンが派遣先の会社のイドンフン部長との心の交流の推移・進展が素晴らしく面白い。恋愛ではなく人としての交流劇である。
私は、これまでみたドラマの中でも最上位に評価する作品である。
このドラマでIUを知った。超童顔の彼女は歌手であり、以前に日本で公演も行っている。その時の様子では日本語もすごく勉強していて時々表現を考えながら巧みに日本語で話をしてて、凄いなーと。一定以上の資産(お金)は必要ないとの考えに至り、慈善活動や寄付活動もかなり行っている様子ですが、見た目「かわいい女の子」だが、人として凄いなーと思います。
彼女のファッションショーのようなドラマ「ホテルデルーナ」もあります。ストーリー展開については、私は今一つついていけないが、IUの様々な姿を見たいならこれですね。脚本は「還魂」と同じホン姉妹とのことで、ある意味、凝ってますね。
取り敢えず、以上ですが、
チョン・ソミンさん、パク・ウンビンさん、IU(イ・ジウン)さん、3人とも本当に素敵な女優さんですねー