母にも職場の女性にも同じことを言われました。
「私のがあんたよりずっと辛かった」
「私の経験をしたら今が楽に感じるわよ」
「つらい経験を味わってこい」
そんな感じです。
子どもを持つ母としてはこの言葉を言われると不思議に思います。
え?子どもに同じこと経験させたいの?苦しめたいの?と
言ってくる人の真意はわからないけれど
「あなた」はそういう経験をしたんですね。
私は知らんけど。
そんな風に今なら思えます。
数年前に職場の人に言われた時には
経験不足な私はダメだ!
まだぬるいんだ!!
もっと頑張らなくちゃ!!!
と言われるがままを受け取り
自己否定までしていました。
こんな経験をしていないお前は本当ダメ!使えない!!と言われるたびにたくさん経験しなくちゃ!!追いつかなくちゃ!!もっと辛い経験をしなくちゃ!!と自分の首を絞めていました。
その時の自分にタイムマシーンで戻るなら
なんて声をかけたいだろう。
職場の人になんて声をかけるだろう。
あなた(私)は劣っていないよ。今のままで大丈夫だよ。と伝えるでしょうか。
職場の人には
それで?真意はなんでしょう?何を伝えたいの?
と伝えるかもしれませんね。
なんなら、それだけの経験をしてきてるのに何を学んだのでしょうか?とすら思ってしまうのはひどいかしら(笑)
苦労自慢だったのかな…
これだけ経験してる私はすごいってこと?
結局、そんなことを言ってくる人たちも自分に自信がないのかな、なんて考えるようになりました。
経験は勉強になると私は考えますがそれを人に味わってこい(しかもネガティブなこと)は違うかなと考えてしまった1件でした。
比べるものではないんじゃないかと思います。
どっちが上とかどっちが下とか
どうだっていいのに。
私の頃はこうだった、どうだった
=過去の話
なので
人と話していても「今」って意識しないと生きられませんね。
過去や未来にいきやすいと感じます。
「私のがつらかった」も
あなたにはつらくても
私にはつらくないかもしれないし
あなた以上につらいことなのかもしれない
これはわからないことで一人一人耐えられる度合いも違う。比べることでもそれで優劣をつけることでもない
と私は思います。
だから比べられることを言われても
「あなた」はそうなんですね。
とバウンダリーを引きながら
そんなこと言ってくる人自身が問題を抱えていると思うので(笑)それに本人たちが気がつけて身軽になっていけるといいなと思います。