私は、起立性調節障害について全く知りませんでした。
診断が出る2ヶ月くらい前から、長男が体調不良を訴えてきました。
それまで、クラブチームでバドミントンを毎日のようにがんばっていました。でも、ある日、具合が良くないから休むと言ってきました。
私も主人も、行くのが当たり前になっていたバドミントンを休むなんて驚きました。
病院に行くほど酷くなさそうだけど、どうしても無理だと言うので休みました。
そのあとも、時々学校を休んだり、バドミントンを休んだり。
思春期だし、時々サボりたいのかなって思ってました。
ある日、バドミントンの練習をしていたら、ふらついてしまい顔色も悪かったのでかかりつけの小児科に行きました。でも、特に悪いところが無いようだけど、三半規管などでめまいがする時もあるからと薬をいただきました。
しばらく薬を飲みましたが変わらず体調が良くなりませんでした。
違う小児科に行ってみても異常なし。
怖くなった私は、紹介状を書いてもらい、総合病院で検査してもらうことにしました。
そこで、初めて起立性調節障害と診断されました。
病院の先生は、コロナ禍になってこの病気が増えていることを教えてくれました。
私は診断がついて安心しました。
病気なら治療すれば良いんだって。
でも、そんなに簡単な問題じゃありませんでした。
そこから、今までの価値観を変える経験をしていきます。
いかに私の価値観が独りよがりだったか。
子どもに過干渉だったか。
何々すべきっていう世間の価値観に縛られていたか。
今でも、まだまだな自分だけど、失敗しながら、なんとかやってきました。
きっと、あの頃の自分よりはマシな人間になったと思います。
子供の不登校で悩んでいる方がいたら、少しでも私の体験を通して、何かヒントにしてもらえたら嬉しいです。

