皆さんこんばんは!
シンガポール在住、弾丸トラベラーのトラベルほりっくです。
今日はお仕事についてお話していきますね。
普段、私はオーストラリア本社のLCCで客室乗務員として短距離路線に乗務しています。
シンガポールは東南アジアの南のほうにある都市国家で、
他の東南アジア諸国までは数時間で飛べちゃう便利な場所なのです。
私は台北やマニラなどを経由して、
日本へ行く便に乗務することが多いのですが、
月に数回、
周辺諸国のターン便が入っています。
今までインドネシア、タイ、マレーシア、中国(海南島)、フィリピン、ベトナム、カンボジア、ミャンマーなどに飛びました。
ここで気づいた東南アジアの飛行機マナー。
うーん。
昔から日本や欧米諸国ばかりで飛行機に乗っていたので、
彼らのマナーには驚かされるばかり。
まず
①タキシング中に立ち上がる
飛行機が離陸前や着陸後に地上を走行しているとき、
シートベルトサインが点灯しているのにもかかわらず、
立ち上がって荷物を取ったり化粧室へ行こうとするお客様がいらっしゃいます。
まず急な右左折などで航空機が揺れる可能性があるので、とっても危ない。
荷物棚を開けると、衝撃で荷物が飛び出てくる可能性があります。
せっかちな人が多い印象がある東南アジアの方々。
早く飛行機を降りたい気持ちは分かりますが、
その後、入国審査で長蛇の列があったりするのになぁ。
②トイレの鍵を閉めない・流さない
航空機のトイレにはもちろん鍵があります。
VACANTとOCCUPIEDの単語が難しいのは理解できます。
が
緑:使用可能
赤:使用中
くらいは分かると思います。
。
乗務員が清掃のため間違って開けそうになったことが何度もあり、
そのためいつもノックしています。
そしてトイレはちゃんと流してくださいね。
通常便座の横にボタンまたはレバーがありますよーーーー☆
③ペンをお返しください
シンガポール発のフライトは全て国際線。
入国カードや税関申告書が必要な国があります。
その際ペンの持ち合わせがなく、乗務員に借りるお客様がいらっしゃいます。
お貸しするのは良いのですが、
その後返してくれないお客様が多すぎます。
ペン…弊社では支給されていないので、
全て私たちが自ら購入しているのものです。
ダイソーなどで10本100円のものをお渡しすることも可能ですが、
これはお金の問題じゃないですよね。
貸したものは返すという礼儀がなっていない方が多すぎます。笑
④ベジタリアン食に変えて!
インド系のお客様や中華系の仏教徒のお客様に多いベジタリアン。
ベジタリアンミールは事前予約することができるのですが、
それをせず、搭乗してから変更したいお客様が多いこと。
機内食を配っているときに、
ベジタリアン!と言われ、予備のベジタリアン食をお出しすることになり、
そのためのお客様に用意していた通常食は廃棄になります。
それに関して何も思わないんだろうか。
私ならもったいないし、食べ物に悪いなあという気持ちになります。笑
⑥神様にお祈り!
離陸や着陸時に、突然神様にお祈りしだす人々。
それは全然構いませんが、他のお客様がびっくりすることも。
フィリピンではキリスト教、インドネシアやマレーシアではイスラム教。
上記の国々は信仰が厚いことで知られています。
私は無神論者なので、
こういう人々を見ていると美しいと感じます。
私も何か信仰できるものがあればいいのですが、なかなかね⭐︎
以上、日本ではあまり見かけないフライト光景でした!
弾丸トラベラー