9月20日。
実に7か月ぶりの稽古へ。
稽古は小学校の体育館をお借りして行っており、めでたく稽古再開できることになったものの若干のルールが追加された。
自宅で検温し、稽古に参加する場合は名前と体温を紙に記入してそれを一定期間保存しておく。
触れた器具などは退去時に消毒して帰る。
体育館なので、我々だけではなくバレーやバスケットボールなどのスポーツ団体も利用してきたわけだが、スポーツ団体にはまだ使用許可がおりていないそうだ。
居合の特性上、型居合の稽古であれば十分に人と人との距離が自然と開くことになり、呼気が荒くなることも声をあげることも基本的にはない。
今回居合の稽古に対して再開許可がおりたのはこれが大きかった。
早くスポーツ団体にも許可がおり、気兼ねなく活動できる日がくればいいと切に思う。
我々も稽古再開できたものの、帯刀柔術などの稽古は当分実施できないだろう。
さて、7か月ぶりの稽古はどうだったかというと・・・。
色々なことを忘れまともに抜けないのではないかと思っていたが、意外とそうでもなかった。
稽古できない分、動画を見たり頭の中で業を抜いたりでイメージトレーニングだけはよく行っていたのが功を奏したのか、大きな違和感もなく7か月のブランクはさほどの影響もなかった。
問題は身体自体である。
圧倒的な体力と身体の衰え。
稽古後半にもなると、納刀で足を引いた際などに足がプルプルと震える。
3月以降、仕事もすべてテレワークで運動どころか家から出る機会もめっきりなくなった影響は分かりやすく身体に出ていた。
久しぶりの稽古ということで真剣は使わずに模擬刀で稽古したため怪我などはなかったが、稽古が終わる頃には全身筋肉痛確定だとはっきり想像がつくほど身体は疲労していた。
とはいえ、たくさんの汗を流し身体を動かした気持ちよさはやはり素晴らしいもので、稽古再開を改めて嬉しく思った。
高齢の先輩剣士は口々に運動不足による腰の痛みなどを口にはされていたものの、先生も含めみなさん大変お元気で、日曜日組全員が元気な姿で今回の稽古に集ったことは大変喜ばしいことだ。
この日は、通常は稽古納めと年明けの道場開きにしかやらないお清めも行った。
また気持ちを新たに。
日々、精進。