5月には独特の空気感みたいなものがありますよねー。
地に足つかない感じというか、なんというか・・。
同じような空気感の映画が「茶の味」です。
ちょうど去年の今ごろ見たので強烈に思い出したんですね~。はい。
「茶の味」(2003.日本)
監督:石井克人
出演:我集院達也、浅野忠信、手塚理美、三浦友和etc...
オフィシャルHPから抜粋↓
「 山間の小さな町に住む春野一家。催眠研究所をやっている夫のノブオ(42)、アニメの原画マンとして復活第1作を自宅で作業中の美子(36)、高校1年生になるハジメ(16)と小学2年生の幸子(6)そしてアキラおじい(66)。ちょっとみんな変わっているが、家族仲良く気持ちの良い暮らしをしている。
ある春、娘の幸子にちょっとした悩みが訪れた。ぼんやりしていると巨大化した自分が出現するのだ。校庭・縁側・プール・教室・・・・・。ところかまわず出現する『巨大な自分』。どうしたらいなくなってくれるんだろう。
一方、息子のハジメは恋に悩んでいた。突風の吹くある日、美しい転校生アオイ(16)が現れたのだ。
女性恐怖症のくせに惚れっぽいハジメの恋はどこへ。
そんな家族をやさしく見守るヒトがいた・・・。
日本の美しい里山の自然をバックに、いとおしくもやさしい『新・家族の風景』を新感覚派の旗手・石井克人が斬新に描きます。」
石井監督といえば「鮫肌男と桃尻女」ですが、
「茶の味」は「サイケなほのぼの映画」というジャンルでしょうか。
ファミリー映画なのにCG満載でサイケちっくです。
クスっと笑えるシーンあり、なんとなくジーンとくるシーンあり、
劇的に泣ける、あるいは感動する、といったストーリーではないです。
特に全体を通して筋があるわけでもないからね。
日本茶(緑茶)の、口に含んだとき現れる甘みや苦味や香りの印象が、飲み込んだ瞬間に消える感覚?
まさにそんな感じです。
カンヌでは題名が「The taste of tea」と訳されていましたが、「ティー」だと向こうの人は普通に「紅茶」をイメージするよね。紅茶だとちょっと違うんだよなあ。
ま、いっか。
私はこの映画のバカバカしいシチュエーションが好きです。
我集院演じる「オジイ」が「山よ」って歌でCDデビューする所とか。
歌詞は「山よ、山よ、山は生きている~」の繰り返しだけなんだけど、最終的な劇的デフォルメに感動さえしたよ。
昼前ぐらいに「茶の味」見始めて、このシーンだけ繰り返し見てたら夕方になってたもん(←実話)。
ま、そんな感じで。
寒そうな映画は冬に見る、暑そうな映画は夏に見ると楽しみ倍増じゃないですか。
地に足つかない5月には、こんな地に足つかない映画を見るのがよろしい。