【パラダイムシフトとは】
パラダイムシフト(英: paradigm shift)とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することを言う。パラダイムチェンジとも言う。
Wikipediaより
採用の現場にもパラダイムシフトが起きている
これまで、採用マーケットの現状や、採用活動がうまく行かない理由についてブログに私なりの考察を書いてきました。
最近相談頂くほとんどのお客様の声が、採用がうまくいかない、エージェント企業の協力が全く得られない、どうしたら良いか分からない、といった内容で、ここ半年で相談の内容が大きく変わってきていることを実感しています。
採用は出来ていることは出来ているが、本当に欲しい人材が採用出来ているのかも分からない?と言った弱気な声も、よく聞かれます。
では、それに対して策を検討しているのか、講じているのか、と言えば、ほとんどのお客様がそれすら出来ていない状況です。
人事の世界は昔から保守的で、なかなか大きな変化が起こりにくい場所です。
採用は、特に企業の顔としての存在でもあるため、なおさらその変化を起こしにくい場所でもあります。
しかし、ここ最近はそんな採用の世界にもパラダイムシフトが起き始めています(既に起きている?)。
前にも述べた通りソーシャルリクルーティングの波が押し寄せてきているのです。抗いようのない流れです。
新進気鋭のベンチャー企業は、ほとんどがこの手法を取り入れて、企業のカラーを前面に押し出し、採用活動を優位に進め始めています。
反対に、伝統的な企業は、コーポレートブランディングがしっかりしているため、安易にこの領域に手を出せない、という実情があります。実際に、そういう声(反論)も良く耳にします。
簡単に、手軽にできることがソーシャルリクルーティングの特徴でもありますが、簡単にこれまで築いてきたブランドを崩壊させてしまう、という畏怖心が働いてしまうのが、伝統的な企業の悩みでもあります。
中小企業において、少人数で採用を兼務しながら行っているような企業様でも、やらなければならないのは理解しているが、その時間が無く、簡単に手出しできない、といったこともあります。
その結果として、従来通りのやり方で、淡々と採用活動を行わざるを得ず、うまく行かないというネガティブなループに陥ってしまっているのです。
採用にもWowなExperienceを
このマーケットの状況は、ここしばらく続くことが予想されます。手をこまねいていては、悪くはなるが、改善は決して起こりません。これは断言できます。
では、どうすべきか?
ソーシャルリクルーティング、という言葉だけに振り回され、軽いなどのイメージ先行でネガティブな反応を示していないでしょうか?
ソーシャルリクルーティングの本質は何か?
それは、ソーシャルリクルーティングツール(SNS ツール)を使うことなのでしょうか?
候補者が求めているのは、SNSツール上で情報が掲載されていることなのでしょうか?
そうではなく、欲しい情報が、手軽に、欲しい時に手に入るかどうか、それをサポートするのが、SNSツールなのではないでしょうか。
(適切なターゲットにリーチする方法に長けているのもこのツールの特徴です)
そう考えると、SNSツールを使って採用活動をすれば、成功するというものでは無いということも理解頂けるのではないかと思います。(当然ですね)
平易な情報を流しても、うまくはいきません。
ターゲットによっては、リーチ出来ない層がいるのも事実です。
候補者が欲しい情報がきちんと露出されているか、まずはこれが基本です。
欲しい時に、欲しいタイミングで、魅力的に映る情報が露出されているか、です。
企業側からの一方的な情報発信は、価値が希薄化してしまう時代です。
BtoCマーケットを参考に、採用の世界でも情報発信の仕方を変え、候補者のハートを射抜く情報を提供していかなければなりません。
Wow Experienceという言葉は、Consumer Businessの世界でよく使われる言葉です。
採用の世界でも、Wow Experienceの提供を行う時は、、、今でしょ!
(本日奇しくも今年の流行語大賞が発表されましたので、だいぶ今さら感がありますが。。。)
筆者プロフィール
i6 Consulting Group CED(Chief Experience Designer)
西野 敏之
ご意見、ご感想は、こちらまでぜひお気軽にお願い致します。 toshiyuki.nishino@に続けて i6group.com
日系大手SI、ベンチャー人事部 manager、PwCでの人事コンサルタントを経てi6 Consulting Group入社。人事領域のコンサルティングに10年以上従事、様々な視点から業務を経験しており、現場感を大切にしながら、あるべき論と現実に向き合い、最適解を導きだすことを信条とする。
現在は、RPO部門の責任者として部門を起ち上げ、ソリューション開発や採用コンサルティング、及びアウトソーシングプロジェクトのマネジメントを行っている。