季節外れの七夕
1年に1度
桜の咲く頃
君と私は
たった数日の間
二人だけの
世界に Warp

天の川も
流れ星も
織姫も彦星も
笹も
なにもない
誰でもない

君と私

二人を包む
空気と空間

一年前より
濃く
近く

そして
探りあうように
確かめるように

でも
けして言葉には
何も出さず

感じるもの
その全てを信じて

短い
この時を大切に
無駄なく
少しでも側に居られるように

私を忘れないように

次の桜咲く頃まで
私の声も
匂いも
二人だけに
通じる感覚も
君が覚えていられるように

それまで
君が幸せで
いられるように

私は
この数日に
一年分の愛をプレゼントしよう