この豊臣秀吉というタイトルは、2026年のNHK大河に向けて?出版された本に違いない。
ただし「歴史愛好家のための」という誘い文句に思わず購入したのではない。「豊臣秀吉の九州平定とキリスト教政策」という章があることが購入の決め手だ。
この章の著者「白石ひとみ」氏は、肥前の歴史を研究している。
肥前とは主に現在の長崎県佐賀県あたりのことだ。つまり五島列島出身の私の地元にあたる。が、情けないことに地元の歴史をほとんど知らないというコンプレックスがある。
付き合いの長い友人たちは私の読書量(歴史本の)やコラムとして書く歴史解釈について認めてくれており、ときどき講師に呼んでくれたりする。しかし、それは古代ローマであったり、日本の幕末といった読み込んだ本の量が多い俗にいう得意分野だ。読んだ本の請け売りでもって語るという実に一般的な自慢話オヤジでしかない。
地元なのに肥前のことは知らない・・・沢山の本を読んだと豪語する私のコンプレックスを解決に導いてくれる白石氏なのである。
本のネタバレになることは避けなければならない。が、例えば白石氏が纏めたこの章には長崎駅近くの西坂にある「二十六聖人」に関する解説が入っていることは注目だ。
そう二十六聖人といえば、私が18歳で上京した際に、東京の人たちが長崎など九州に対する誤解や偏見に嫌気がさした事件の一つだった。
https://ameblo.jp/i-yugawa/entry-12480783754.html?frm=theme
日本人の島国根性とは、島国だと自覚していない都会に住む人々の無責任が生み出した産物だ。
日本人は、この白石氏のキリシタンに関する考証を読むだけでも、目から鱗が落ちるであろう。
この本の一押しを紹介したが、実は複数の著者たちが凄い文章を書いている。
26年の大河ドラマは、この一冊だけで100倍楽しめる。
