昨日の金継ぎのお稽古は午後2時から。
新幹線の中でググってヒットした、
三井記念美術館に Let's go
群馬から三越にお買い物にいらした奥様のお話しを伺いながら、
無料のメトロリンクを待つこと…30分。(;^_^A
息子さんが小学5年生のある日。
突然、ご主人が脳溢血で倒れ寝たきりに。
それから4年間の介護の日々。
近い人から去って行ったと…
昭和40年代(多分ね)
社会保障の充実していない時代。
今でも女性だけで子育てするのは困難ですが、
ご病人の介護と子育てと日々の暮らし。
そんな苦労も身近な人には話したくない、話せない。
意地でもね。(分かります!)
ほんの30分のご縁で、人生ドラマを伺っちゃいました。
それでも10時に到着~
音声ガイドを借りて入場。
セーブル、ロイヤルコペンハーゲン、マイセン、
ビング&グレーダル、KPMベルリン、ニュンヘンブルクなど
ヨーロッパの名窯の素晴らしい装飾磁気が展示されています。
私が磁器に魅了された理由に気づきました。
キーワードは釉下彩。
素焼きの器に絵を描き、その上から透明の釉薬をかけて焼く釉下彩。
釉の向こう側に透ける紋様の美しさが魅力です。
蒔絵も漆器に紋様を描き、透明な漆を何層も重ねて
奥行きのある透明な世界を作りあげていきます。
この透明感が釉下彩の磁器と蒔絵の共通点。
毎朝、ブルーフルーテッドを使いたくなるのは、
この透明感の魅力なんだ。
磁器も蒔絵も、
透き通る美しさに魅了されている私です。
音声ガイドを繰り返し聞きながら行ったり来たり。
驚いたのは、ローゼンブルフのティーポットの作り方。
磁器の材料を型に流し込み、遠心力で均等に成型する。
なんと、オモシロい発想!
オリエンタルな形の繊細な磁器は魅力に溢れておりました。
知らぬを知り知るを楽しむツアーも
2時間超でそろそろ移動。
途中、日本橋うさぎやさんのどら焼きをget!
家まで我慢出来なくて、帰りの新幹線で実食
ジューシーな餡の美味しさがタマリマセン!
スニーカーでの移動は大正解でした。
三井記念美術館
2016年8月31日までです。