死に直面して生に感謝するより、生に直面して生に感謝したい。

自分や、他の誰かが生命の危険にさらされた時

人は死に直面する。

誰かが亡くなった時、それは特に強くなる。

そして、生きていることに感謝をする。

生まれてきて良かった。

とか

生きているだけで幸せだ。

とか

身体が無事で何よりだ。

とか

その気持ちはいつまで続くのだろう。

人は生に直面した時、生を感じる。

子供が生まれた時

あぁ、この素晴らしい生命

生まれてきてくれてありがとう!

僕たちも一生懸命に生きないと!!

よくよく考えてみると、死にそうな経験をしたことも

生の実感になるのかもしれない。

死ななかったのではなく、生きていた。

そう考えることが出来る。

でも、誰かの死は、死だ。

生と死は相反するものなのだろうか…。

繋がっているのだろうか…。

人は、死に直面しても

生に直面しても

生き死にというものを考える。

生きているそのことに感謝をするのなら

目の前に訪れた死の恐怖や不安から生まれる生への感謝よりも

目の前に訪れた生の感動や素晴らしさから生まれる生への感謝をしたい。