僕と君は、すれ違う電車の様に急速に近づいて、急速に離れていった。隣り合ったのは、ほんの一瞬・・・。


遠くに君が見えた

一瞬で近づいてきた

僕と君は隣り合った

止まれない

止まらない

そのまま



君を隣に感じたのは一瞬

ほんの一瞬

風の音と共に

猛スピードで

君は離れていった

ガタンゴトン

ガタンゴトン

無機質な音だけが

僕の胸に響いた

僕は走り続ける

君は

君は

停車駅を見つけたんだね






電車がすれ違うのは一瞬。

ちょっと危ない感じで、でも安心で。

ヒュンという何とも言えない音と共に

電車は離れていく。

そして、あっという間に、見えなくなる。

振り返れないよね。

戻れないよね。

先に進もう。


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