最近「新書」の新刊が多いですよね。
察するに、DTPの進捗などで、校正など含めて出版までのプロセスが効率的になって出しやすくなったんでしょうね。
そんなわけで、「新書」の常で「玉石混淆」が基本なのですが、面白いものに出会える機会も増えた気がします。
ジャケ買い(タイトル買いというか)しても、なるほどと、ひとつの自分が知らない世界についての知見を提供してくれる場合が多く、私的には、書店での安全牌的な選択となっています。
さて、そんな新書の最近のヒットです。
エコノミストの伊藤洋一さんが、ラジオで激賞していて手に取りました。
「キレる女 懲りない男: 男と女の脳科学 」(ちくま新書) 黒川伊保子著
いや、科学者に近い企業内研究者だった方が書いた本なのですが、とことん平易で分かりやすい。
ポイントは、「男と女は、脳はメカニズムが違う。同じインプットでも、まったく違う情報処理のステップを経て、異なるアウトプットを出すもしくは異なるプライオリティでアウトプットする性質がある。」ということです。
これは、日々パートナーと暮らして、「なんでそういう反応?」とか「なぜそこでキレる?」という、埋めがたい男女理解の壁を経験している多くの方に、やっぱりね。という内容ではないでしょうか。
全篇、「アル!アル!」の連続といっても良いぐらい、そんな男女の脳の違いが引き起こす特性の差や行き違いを書いてくれています。これを読むと、なんだ我が家だけじゃなかったんだと安心してしまいます。
しかも、この本、「男の脳」「女の脳」の取り扱い説明書まで書いてくれています。
ようは、もともとそういう機能がない機械にできないことを期待せず、そのメカニズムにあった使用法で対応しようという、現実的対処法です。電子レンジでパンを焼こうとしてもしょうがない。と、
しかも、著者の方のメッセージは、この男と女の脳の違いは、人類の存続に必要な差で、違っているからこそ素晴らしい!という、とても前向きな内容です。
少し、この本で、夫婦喧嘩減りますかね?
減らないような気もしますが、そういう意味では減らなくても良いのかも。。。です。
人気ブログランキングへ
- キレる女 懲りない男: 男と女の脳科学 (ちくま新書)/筑摩書房
- ¥777
- Amazon.co.jp