よく
「価値観の同じ人がいいよね」
こんな話を聞くことがある。
これってあり得ないですよね。
親も違えば違う環境で育って
ましてや親も同じ兄弟でさえ違うのに
赤の他人で価値観が同じだなんてあり得ない。
じゃあ言い換えて
「価値観が近い」
これはなくはないと思う。
でも「人のおうち」ってびっくりするほど違うことや習慣ってあると思うんですよね。
例えば・・・
うちは夜歯磨きをする習慣がないおうちでした。
恥ずかしながら・・・(´ε`*)
それを当たり前と育った私は、高校卒業後専門学校時代の寮で
世の中のたくさんの人たちが夜も歯磨きをするんだ
と言う事実を知ることになるのです。
もうひとつ。
父があまり夜出かけることをしない人でした。
なので夕飯の時間も早めに終わり、お風呂も早く入り
8時と言ったら家族がだいたいそろってる
そんな家でした。
なので夜の外出は非常にしづらかったです。
逆を言うと、とても憧れました。
その反動が今ですw
うちの子を見ていてもそれを感じます。
私が小さい頃は外食と言われればとてもうれしかったけど
うちの子は外食慣れしているので、私が疲れたときなど外食に誘うと
「えー、おうちでママが作ったのが食べたい~」
とすねます。
私の頃ではありえない。
それぞれの育った環境で「当たり前」が異なります。
その当たり前がぶつかりあうわけですね。
「普通○○な時って○○しますよね」
のような話し方する人がいますが
おかしいですよね。
自分にとっての当たり前は、彼にとっての当たり前とは限らない。
じゃあそういう時どうすればいいのか。
これはお互い「思いやり」を持ち、譲歩し合わねばなりません。
自分にとって「あたりまえ」だったことをこの人は当たり前ではない。
そういう人と一緒にいるには自分はどうすればいいのか?
お互いがそう思うことが大切になります。
「その部分」がとても大切だなと思ってきたことだったにしても
その人と一緒にいたいなら己を柔軟にすべきなのです。
できるかできないかは別ですがねw
この「すり合わせ」の作業って私が元夫と一番できなかったことでした。
お互いわがままで頑固。
相手を思いやるどころか自分の考えを通すことで精いっぱいでした。
離婚の要因の一つでしょうね。
いや、私も大人になったもんだ。
他人といる時に一番大切なこと。
本当の「思いやり」
が持てたら二人の間にはつよい絆ができるはず。
強欲で傲慢な人間にはそれが本当に難しいことなんですがね。