昨年の話をするにはもう２月ですが、
ちょろ～っと書かせていただきますと・・・
昨年の１１月の公演でキマグレンの続編というか
完成版を発表しました。
２曲編成で、
１曲目は前回ご紹介させてもらったキマグレンの『LIFE』で
2人のいじめられっ子をストーリーの真ん中に置いた
現代のいじめをテーマにしたリアルな作品。
心と心がぶつかり合い、自分の恐怖心と闘い
次第に相手に心を開き始めみんなと繋がれる。
２曲目は同じくキマグレンの『トコシエ』で
心が通い合ったシーンを表現しました。
日常の動きを取り入れた一曲目に対し、
完璧に技術と構成で勝負した作品です。
場面転換の構成の使い方が面白く出来ています。
その作品を１１月の合同公演で発表しました。
いろんな人に良かったと感想をいただきました。
そこまでお客さんが来る公演じゃなかったんですけど、
たくさんの拍手をいただきました。
みんなにしつこくしつこく言い続けた言葉があります。
『勝つとか負けるとかそーゆーんじゃなくて、
お客さんに伝わるか伝わらないかなんだよ。
何人のお客さんの心を動かせるか・・・そこが大事なんだ。』
コンクールに向けて作り始めたキマグレンの『LIFE』。
勝敗を気にして技術とかそーゆー目先のものに集中するのも大事だけど、
作品を通してどれだけの人を動かせるのか、そこに賭けました。
要は、コンクールに出るにあたって
優勝することを目的にするのではなく、『伝える』事を目的にしたかったのです。
身内以外の人間に見てもらえて、全国各地から見に来てくれている場所で
どれだけの人に感じてもらえるか、それこそが真の価値だと思います。
私にとって作品を作るということは、
単に踊るというものではなく、体を動かすという動作でどれだけ
みなさんに伝わるのか、メッセージを与えなければ作品ではないと
思い込んでしまうほど、私は今『伝える』ということがすごく重要のように感じています。
ここで宣伝ですが、
４月２４日＠湘南台文化センターにて司の発表会があります。
キマグレンも踊ります。
1人足を怪我してしまい、本来の形でみなさんにお届けできないのは
すごく残念ですが、今いるメンバーで、過去に負けないものを
お届けしたいと思っています。
ぜひご覧ください。
そして、今年の新作。ジャズダンスコンクール用に作った
作品も踊ります。そちらもぜひご覧ください。
詳細は決まり次第またお伝えします。