片側顔面痙攣の手術を受けて、もう・・・2年7ヶ月?

だよな?

最近それすら忘れてくるくらい、

快適に暮らしている私です





ところで今日は、

私の顔面痙攣の話ではないのですけど、



私事、

今この時、

夫がとある外科手術を受けておりまして

私は付添い人として

病院の待合室で久々にブログを綴っております



・・・付添い人。

手術する人の、家族の気持ち。

こうして体験してわかる

漠然とした心細さ。




2年前、私の顔面痙攣の手術の時は、

9時間も待っててくれた夫。

今日は逆になり、

今まさに、手術室で眠っているだろう夫を

待合室でひとり ぽつねんと待つ私です。

4時間くらいかかるみたい。



夫は2年前、

やっぱりこんな気持ちだったんだろうか?


顔面痙攣の手術を何も言わず許してくれ、

協力してくれた、そうだったんだね。





まぁ待合室と言っても、

昭和のドラマみたいな暗い所じゃなくて、

大きな窓から、青い空と町の家々が見渡せる

新しくて明るい病院の談話コーナー


心が救われます

ありがたいよ令和の日本。






夫は昨日のうちに入院したので、

私は夕べ、ひとりの夜を過ごしました

低気圧の発達で

3月だというのに台風のような暴風雨


こんなにも小さく一人ぼっちの自分を

何とも言い難い、胸の疼きと共に

見いだしました



これまでは

タンナの不在の夜はフィーバーしてました

好みの音楽 JAZZなんかかけて

いい気分でしこたま呑んじゃって


・・・でも手術となると、

こんなにも全然違う気持ちなのですね



そんな命に直結する病とかではないのですけど


夕べの私は、とにかく湿っぽかった

食欲も無く、

見もしないのにつけたテレビに向かって晩酌

ビールはいつもより美味しくなかった(けど飲んだ)


つまみは、夫と食べたおでんの残り

土鍋から直接つつく



テレビではNHK火曜コンサート

丘みどりさんが

♫なんでぇ〜 私だけが〜 寂しい女〜

みたいな歌を熱唱されてて、



ずたずたになりました


なんて説得力のある歌唱力。




その後の純烈さんの、全力の笑顔が

ズタズタの心に、じんと沁みました


今まで気付けなかった

彼らは、救世主なんですね

追っかけのマダムの気持ちがわかったような気がしました




火曜コンサートに心揺すぶられて

床についたものの、

あまり眠れませんでした

暗いうち、4時頃には目が覚めました


そして今朝、約束の30分前に病院へ。



夫は既に点滴に繋がれ、

素肌に手術着を来ていました

あの脇でマジックテープで止められ

バッと一気に脱がせられるヤツ


足元をペロッとめくったら、

紙パンツはいてました




頑張れというのもおかしいし、

何て声かけたら良いかわからなかった

いってらっしゃーい と手を振りました


私にできることは何も無い

スタッフと 夫の体力を信じて


ただこの明るい談話室で待ってるだけです




時々スタッフや患者さんが近くを通り過ぎると

そんな訳ないのに、

夫が来たかと振り向いてしまいます


退院したら、

一緒の時間を大切にしようと思います


夫だけじゃなくて、

高齢の親、

兄弟、

子供達


みんな、

一緒にいる時間は限りがあるのですね